A! と驚く僕の夢12 (ページ8)

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力は強いけど（大橋/、誠也/）5 ページ8

(Aside)

大吾「はっすん、相変わらず力強いお尻ぺんぺんやな笑」

タイミング測ったみたいに大ちゃんが入ってきて
おれはびっくりして背中がピンっとなった。

大橋「え？そんなことないやろ」

大吾「いやいや、那波わんわん泣いてるやん」

那波「うわぁぁぁぁんっ…っごべんなだいぃぃ…っっ」
泣いてる那波くんが大ちゃんに優しく抱っこされた。

大吾「はいはい、もうお仕置き終わったな、反省できたな」

そこでおれの視線に気づいた大ちゃんが
「あ、Aのこと叱りに来たわけちゃうよ？
那波は連れてくから、
Aははっすんに叱られてしっかり反省しとき？」
て言うて出てこうとする。

『…っ！まって…！大ちゃん…っっ！！』

大吾「A、お仕置きこわいんやろ？笑
はっすん優しいけど厳しいからなぁ、頑張り？」

『そんな…！置いてかんといて…っ！』
大ちゃんにすがろうとしたけど
足痺れて動けへんかって、大ちゃんは「がんばっていっぱい泣いときー」って出てってしまった。

ふと視線を正面に戻したら
大橋くんと目が合った。

大橋「Aは自分でこっち来れなさそうやな」

って笑われたけど、
そんな優しく言われて笑われても
これからどうなるかわかるから目に涙が溜まった。
『…っ…おおはしくっ…っおしりぺんぺんっ…痛くするんっ…っ？』

大橋「痛くするなぁ。なんでかわかる？」

優しく言われながら腕を引かれて
足痺れて抵抗できひんまま、膝の上に乗せられそうになる。

『っっうわぁぁぁぁぁぁんっイヤやぁ…っおしりぺんぺんっイヤやぁぁぁっっうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ！！』

大橋「泣き過ぎや。ちょっとお話してからにしよ？」

『うわぁぁぁぁんっだってぇぇぇっっ』
膝の上に向かい合わせに抱っこされて
背中を優しくとんとんされてから目を合わせられた。

大橋「A、さっき危なかったやんな？
落ちてたかもしれへんで？階段から。俺もAも。」

『…っふぇ…っ…っ…ひっく…ひっく…』
優しくそう言われて、急にさっきのことを思い出してこわくなった。

大橋「俺やなくて受け止められへんくて、ぶつかった相手が階段から落ちて頭打ったりしたらどうする？A、平気なん？」