A! と驚く僕の夢12 (ページ29)

今日:15 hit、昨日:5 hit、合計:35,000 hit

ひとりで意地を張ってたら（リチャ末/正門）4 ページ29

(正門side)

『正門くんはちゃんとお薬飲んだ？』

正門「え？薬？」

『正門くんも、具合悪かったんやろ？
病院行ってお薬飲んだ？』

正門「それは飲んだよ。Aやないから」

『おれな、この前な、
ロケんとき、行く前からちょっとお熱あるかもって
思ってたけど病院もお薬もイヤやって、我慢しててん。
それでロケの途中でしんどなったから、
誠也くんからおしりぺんぺん5回されてん。
「具合悪いときはちゃんと言い」って。
めっちゃ痛くされたぁ』

それ聞いてちょっと冷や汗流れた。
具合悪いの隠してロケ行って倒れたのは
俺も一緒いうか、俺のほうが余計に迷惑かけてる。
倒れるまで誰にも言わんかったし。

『でもちゃんとお薬飲んだんやったら
怒られへんもんな。
おれはお薬捨てて昨日もっと怒られた』
あははって笑いながら言われた。

大晴「俺の言うことは全然聞かへんかったもんな」

『そんなことないっ』

大晴「まあええけど」

もしかしてそれかぁ…それで怒らしてんのか…。
俺が体調悪いの隠して倒れたからや。。。
えー…？でもそんな怒らんでも。。。
わざわざ今日終わったあとにお説教されるほど
悪いことしたかな。。。

レッスンが終わって、

帰る前に、小島も大晴もニヤニヤして
俺のほう見てきて、
ひとが叱られるてなったら嬉しそうなん何なん？

小島「まっさん頑張って」

ちょっとだけ楽しそうに、
ぽん、と肩に手置いてから帰ってったこじけん。

みんな帰らしたあと、

残ってるんは誠也くんとリチャくんと俺だけ。

え…？リチャくんも残るん？2人からお説教はキツイな。。。

誠也「正門、そこ座れ」

こんな広い部屋で
正面に鏡あるとこで、
隅っこの床に正座させられる俺。

リチャくんと誠也くんが
前に置いてある椅子に座った。

リチャ「なんで怒られるかわからへん顔してるな」
リチャくんが笑ってる。

誠也「なんでやと思う？」

正門「…この前、ロケ中に倒れたから…ですか…？」

誠也「半分正解やけど違う」

半分…？

正門「みんなに迷惑掛けてホンマにすんませんでした…。
昨日、改めてスタッフさんたちにも謝りに行きました…」

リチャ「なんで倒れるまで我慢したん？」

正門「仕事に穴開けたなくて…」

リチャ「具合悪いときぐらいお互い様やん。
Aのことはフォローできるのに
自分はなんで言わへんの？」