A! と驚く僕の夢12 (ページ21)

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叱らなアカンとき（正門/、晶哉/）8※ ページ21

(晶哉side)

ただただ泣いとるAに
上を着替えさしてトレーナーまで着せたとこで、

Aを向かい合わせに立たして顔見て言い聞かした。

晶哉「A、ホンマに大丈夫やんな？
どこも怪我してへん？」

『おんっ…っ…』

晶哉「痛いとこない？」

『ない…っ……っこわかっただけ…っ…』

晶哉「恐かったで済んでよかったやん。
ホンマに危なかったんやで？わかっとる？A」

『おん』
全っ然わかってへんときの返事。

晶哉「「危ない」って、小島くんも俺も言うたやんな？」

『おん…っ…』

晶哉「なんでやめへんかってん」

『…大丈夫やと…っ…思ってん…っ』

晶哉「大丈夫やないやろ、今日は。道路飛び出そうとしたり
指切りそうになったり
火傷しそうなったり溺れたり。
誰にも叱られへんと思って調子に乗ったやろ、A」

『おん…』
また素直に頷かれる。

晶哉「そんな危ないこと何回もしたアカン。
お仕置きやな、お尻出し」

『ふぇ…っ！？』
Aがびっくりして時が止まったみたいに固まった。

晶哉「早よここに乗り？」

膝の上を叩いて呼んだら、
『……おしりぺんぺん…するん…っ？』
ってAは泣きそうな顔で半歩下がった。

俺が覚悟決めて頷くと、Aは
『え…っ！……えっ…！？イヤや…っ』
って瞳いっぱいに涙溜めて見つめてくる。
トレーナーの長い裾で充分隠れてんのに
両手でお尻隠してるし。

そんなんされると、
こっちの叱る決意が揺らぐ。

『ごめんなさい…っ…もうせえへんからっ…』

晶哉「「もうせえへん」とかちゃう、
そんな何回も池に落ちひん。」

『だって…ちがっ……』
焦ってるAの腕を捕まえて
膝の上に引き倒した。

さっきまで寒さに震えとった小さいお尻を
右手で隠してるA。
『え…っ！…いやや…っほんまにおしりぺんぺん…っ！？』

晶哉「俺やったら怒らへんと思った？？」

『え…っ…でもっ…っだって……ちが…っ…』

晶哉「A、今日はホンマに危なかってんで？
道路飛び出したり池で溺れたり、
「危ない」言うても聞かんとそんなん何回もされたら
困るって。お尻痛くせな何回言うても聞かへんねんな？」

『え…っ…ちがうっ…っでもぉっ…』
もがいて膝の上から逃げようとするAのお尻から
小っちゃい手を避けて、自分の手を振り下ろした。

パァンッッ！！！
『っっ！！！』