A! と驚く僕の夢10 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:24 hit、合計:32,610 hit

いたずらっこの1日（正門/）2 ページ6

(Aside)

『あ、これもならべよ。
これたおしたら、10点な』

おれは、廊下に置いてあった消火器を
真ん中に置いた。

那波「よし、やろやろ」

那波くんが持ってた小さいゴムボールを、
先に投げた。

『あ！3本たおれた！
次、おれな！』

ペットボトルを並べ直して、

おれは勢いよくボールを投げた。
そしたら、ちょうど真ん中に当たった！
『やったぁ！10点！』

那波「うわっっ」

『なにこれ！！』

消火器が倒れたら、黄色い丸いのが外れて、
白い泡が廊下中に溢れ出した。

那波「とりあえず起こそ！」

那波くんが消火器を起こしたけど、
泡だらけで廊下真っ白。

『うわわわわわわ…どないしよ…！』

那波「ゲホッゲホッ…」

『っ那波くんっどないしよ…っこれ…っ』

那波「何なんこれ！」

2人でわーわー慌ててたら、

楽屋から正門くんが出てきてびっくりしてる。

正門「……！A、何してるん…！？」

『正門くんっ、しょうかきたおれたら、
まっしろなったぁぁぁ…っ！』

正門「何をどうしたらこうなるん！？」

後ろから、けんちゃんも出てきて
「うわっ、A、那波、何したん？」
ってあまりに酷い状況に少し笑ってる。
「派手にやったな」

『ボーリングしててボールで
しょうかきたおしたら、まっしろなってん…！』

そしたら、今度は後ろから、
たまたま通りがかった大ちゃんが
「うわっ、何をしたんっ？
また那波とA…」
て頭を抱えてる。

『ボーリングしてて
しょうかきたおしたらまっしろ…！』

大吾「消火器でボーリングしたアカンやろ、、、
その前に、廊下でボーリング…？なんで…？」

そう話してる間に、
けんちゃんがほうきもちりとりも雑巾も持ってきて、
床を掃除し始めた。

そしたら、隣の楽屋からたいちぇもお兄ちゃんも出てきて、
一緒に床を拭いてくれてる。

正門「とりあえず掃除せな、誰も通れへん」

大吾「そうやな」

みんなで一生懸命拭いたけど、
粉だらけになった床は全然きれいにならへん。
嘘やろ。。。
拭いても拭いても細かい粉がずっと廊下の隙間に残る。

大晴「まっさん、あとやっとくから大丈夫やで」

あまりに途方もない作業に、
たいちぇが正門くんに声をかけた。

大晴「最悪間に合わへんかったら、
みんなが歩けるようにビニールでも掛けとくわ」

正門「ありがとう」

よかった、たいちぇ優しい…