A! と驚く僕の夢10 (ページ43)

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一緒にやったけど（リチャ/大晴、正門/晶哉、誠也/）12※ ページ43

(晶哉side)

暴れられへんと余計に痛く感じて、
お尻がジンジンひりひり熱くなって、
痛みが全く引かへんうちにビシビシ固い手で打たれて
もう恥も外聞もなく泣くしかない。右側、左側、真ん中も、
叩かれる度に痛すぎてお尻逃げたいけど
全然逃げられへん。

バチィンッッッ！バチィンッッッ！バチィンッッッ！…
「いたいよぉぉっ…もうゆるして…っ…ゆるしてぇぇぇぇっっ」

正門「こら。まだ逃げるん？」

咎められて、精一杯首を横に振る。
バチィンッッッ！バチィンッッッ！バチィンッッッ！…
「痛すぎて…っっ…ヒィっっ…痛すぎるだけっ…あぁぁぁっっ
うわぁぁぁっっ」

正門「入ったアカンとこには理由があるんよ。
大怪我してからじゃ遅いんやからな？
Aと一緒に危ないことしたアカン。」

その瞬間、あまりの痛さに叫ぶぐらいお尻痛くされて、
俺は足が勝手に暴れかけて
せーやくんのこと危うくふっ飛ばしそうなぐらい
痛くて。。。
正門くんのどこにこんな力あるん…！？

バチンッッッッッッ！バチンッッッッッッ！バチンッッッッッッ！バチンッッッッッッ！…
「いっっっ…ぁぁぁぁっっ！！！うわぁぁぁっっごめんなさいっっ！ごめんなさいぃぃぃっっ！もうしませんっっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっごめんなさいぃぃぃぃっっっっっ」

急に手が止まって、
ヒィッヒィッっ…って自分の喉から声が漏れる。
涙ボロボロ出て、
やっと右手を離してもらえたから、
お尻を触ってみたら熱すぎて痛すぎて
慌てて引っ込めた。

お尻ぺんぺんってこんな痛いん…！？
そんなことある…！？

絶対Aが大袈裟なだけやと今まで思ってた…
次からもうちょっと助けたろ……
なんてわけのわからないことが一瞬浮かんだ。

俺の両足からいつの間にか下りた誠也くんから、
「早よズボン穿いてそこ座り」
って促された。

「…はい…っ…」反射的に返事した声が裏返った。
え…！座らされるん？また…？
もうこんなにお尻痛いのに座るん…？

ビビってる俺に気づいたみたいに
正門くんの手が俺の背中をさすった。

泣きじゃくって背中さすってもらうなんて、
ホンマに子どもみたいでAとおんなじやけど
どっか安心してる自分もいる。