A! と驚く僕の夢10 (ページ11)

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いたずらっこの1日（正門/）7 ページ11

(正門side)

横を見たら、
那波もすっかり甘えん坊モードで、

大吾に抱っこされてまだ泣いて甘えてる。

Aが居ったら少し甘えにくいかと思って、

おれはAを抱っこして
大吾の楽屋を出た。

自分らの楽屋の前に行ったら、
まだ3人とも床拭いてて、

泣き顔で俺にしがみついてたAも
顔上げてそれ見て
『ごめんなさい…っ…かたづけ…っやってもらって
ごめんなさいっ……おれもやる…』

って言うてる。

小島「今はええよ、もう、キリないわ(笑)
消火器ってこんな大変なことなるんやな。
Aは目ぇ冷やしとき？そのまま出たら
Aくん泣いたん？ってファンの人から思われるで」

『おん…っ…ひっく…ひっく…ごめんなさい…っ』

大晴「ええよ。めっちゃ泣かされとるやん」

Aの顔を見て大晴も言って、
晶哉が「気にせんでええから、早よ目ぇ冷やしとき？」
ってAを促した。

『ありがとお…っ』

て言いながら楽屋入ったAに
濡れタオル渡したら、
俺に寄りかかって座ってきて、目を冷やしてる。

『…おしりひりひりやぁ……いたかったぁ…』

正門「痛かったな」

膝の上に収まってるAは、
ほんまに小さいし声も幼い。

『衣装きがえるとき痛いかなぁ…』

正門「そこまで痛くしてへんで笑」

『ん。ふふ』

もう機嫌直してるみたいで、そこはよかった。
引きずらへんのがAのええとこでもある。

公演終わったら終わったで、
廊下の床を最後また拭きながら、

いたずらしてバケツの水をバシャーンとぶちまけて
お尻ぺちーんて叩かれて泣いてたのもAらしい。
『もうせえへんっ』
って泣いてんのも、まだまだただのいたずらっ子やな。