大誤算 ページ3
場所はカナズミシティ。
食料調達、物資確保、そして1番の目的、ボンゴレへの手掛かりを求めてここへ繰り出した。
観光を装ってリングの反応を見ながら街を歩き回った。
しかし反応無し。
ここにはデボンコーポレーションというでかい会社があるというのを小耳に挟んだので来てみたがやはり違ったようだな。
【“ボン”ゴレ】と【デ“ボン”】の“ボン”の可能性に賭けたが無駄足だったようだ。
さっさと食料と物資を確保して街から出よう。
目の前に聳え立つデボンの本社を後にしてフレンドリィショップに向かおうとしたその時だった。
「やっと見つけた………。
はじめましてだね、白影ちゃん。」
背後から呼ばれた。
何故だ。何故俺が白影だと分かる。
この前の報道のせいで公に知られているとはいえ、出たのは名前と性別だけだ。
その情報だけでは確定できないなんて普通に分かる。
俺は恐る恐る後ろを向いた。
ソイツはスーツを着た青年で、水色の髪の毛を風に揺らす細身の男だ。
完全に初対面。ならどこから情報が………
「黒パーカ。白髪。青メッシュ。青い瞳。それにそのリング。白影ちゃんに間違いないね。
あぁ、自己紹介がまだだった。
僕はダイゴ。ワタルとは知り合いなんだ。
君の話は彼から聞いているよ。
僕は君を向こうの地方に戻そうなんて思ってないよ。
君のそのリングさえ貸してくれればね。」
聞いてもいないのに喋った挙句、騎士のリングを貸せだなんて言ってきやがった。
このリングは俺のボンゴレとしての証なのだ。
俺のボンゴレとしての歴史が詰まってる。
そして初代騎士の記憶も。
何も知らないコイツに渡してはいけない。
「断る」
俺の怒りに反応したリングが白い炎に包まれる。
小さいが強く揺らめいている。
それを見たダイゴは目を輝かせた。
「凄い！！ワタルが言っていたのはコレだったんだ！！ますます欲しくなったよ！！」
貸せの次は欲しいだぁ？
ふざけるのも大概にして欲しいものだ。
ワタルの知り合いにはろくな奴がいないな。
ここが会社の目の前という目立つ場所じゃなかったら今頃このイケメンフェイスに一発パンチをお見舞いしてやってた。
あ、ワタルの顔チラついた。お前のせいだ。やっぱ殴らせろ(((
さぁどうする。どうやってこいつから逃げる。
コイツの正体はハッキリと分かってはいないし実力もどれほどなのか分からない。
確実に逃げられる方法を考えねば。
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漢らしく(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます。更新はちまちま頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします。 (2022年4月14日 19時) (
レス) id: 861dad8ab5 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 続き気になります〜〜:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):この後どうなるかワクワクしながらまってます。 (2022年4月14日 19時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
漢らしく(プロフ) - 結花さん» 遅くなりました！！コメントありがとうございますm(*_ _)m楽しんでいただけて非常に嬉しいです(*^^*)これからも更新頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2022年3月7日 11時) (レス) id: 861dad8ab5 (このIDを非表示/違反報告)
結花 - こういう作品は初めてなのですが、とても楽しくみれました！ (2022年1月18日 23時) (レス) @page19 id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
漢らしく(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！！(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2022年1月5日 13時) (レス) id: 861dad8ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王子 | 作成日時：2021年7月8日 7時
