26話 ページ28
USJ事件の翌日は臨時休校となった
その次の日
「皆ーー！！朝のHRが始まる席につけーー！！」
「ついてるよついてねーのおめーだけだ」
朝からうるせぇ
「お早う」
「「「相澤先生復帰早えええ！！！！」」」
「先生無事だったのですね！！」
無事っていうんかぁアレ
「俺の安否はどうでも良い
何よりまだ戦いは終わってねぇ雄英体育祭が迫ってる！」
「「「クソ学校っぽいの来たあああ！！」
なんだ、俺にはカンケーねーじゃん
で、なんか先生が長々と話始めた
「主ー体育祭ってなーに？」
俺の膝の上でぐるぐるキャンディを舐めていた包丁が聞いてきた
「体育祭っつーのは……簡単にいえば殺し会わない戦いかな」
「へー、でも大将は出ないんでしょ」
懐の信濃も聞いてきた
「ああ、俺の仕事じゃないからな」
「「よかったー」」
二振りは喜ぶ
「どうしたんだ？」
「だって、大将が体育祭なんか出てヒーローになっちゃったら俺たちどうしようかと……」
不安なんだな……
「大丈夫だ。俺はヒーローにならない
もし、俺がヒーローになりたいって言ったら神隠ししていいからな」
そう言うと二振りは輝かしい笑顔で
「「うん！」」
とこたえてくれた
相澤先生の話が終わったようだ
「じゃあ俺は出ないって報告してくる」
「「いってらっしゃーい」
「相澤先生ちょっといいですか」
近くの空き教室に入った
「体育祭の事なんですけど
俺は参加しません」
「…………ああ、神倉ならそう言うと思った
了解だ。校長に報告しておく
それともうひとつ…………」
相澤先生に頭を下げられた
「生徒たちを守ってくれてありがとう
あの時のお前はヒーローだった」
ヒーロー……か……
「やめてください相澤先生俺はヒーローが嫌いなんです
それにあれは俺の仕事なので当然です」
相澤先生は下を向いて黙っている
俺は、そんな相澤先生の顔を両手で挟んで目を合わさせこう言った
「俺は確かにヒーローは嫌いです
しかしそれは自分の為にしか動けないような自己中心的なヒーローのことです
相澤先生はあの時自己犠牲の精神で一人大量のヴィランの中突っ込んでいき唯一の救いと思われる13号に自己の援護ではなく生徒の避難を優先した
俺はこの時わかりました
相澤先生は、ヒーローを名乗るのに相応しい人材だと」
「神倉……」
「だから、もっと胸張ってヒーローしてくださいよ
俺が認めたんですから」
それだけ言い俺は教室に戻った
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漢らしく(プロフ) - 氷翠さん» こんな作品を読んでいただきありがとうございます！そう言っていただくと更新頑張れます！ありがとうございます！ (2019年10月7日 15時) (
レス) id: 72d04f0ace (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 既に！？既に何ですか！？気になります！更新ファイト！ (2019年9月30日 22時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
漢らしく(プロフ) - あなや〜さん» ありがとうございますぅ！（嬉し泣き)忙しくなかなか更新できないかもしれませんがこんな俺の初作品をよろしくお願いします（土下座) (2019年8月27日 14時) (レス) id: 72d04f0ace (このIDを非表示/違反報告)
あなや〜(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2019年8月25日 21時) (レス) id: d50768ae5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王子 | 作成日時：2019年7月8日 10時
