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少年side
「べ、別に私といても何も面白いことなんて無いですよ〜。それにほら、生活だって良いとは言えませんし……」
「それって、僕が一緒にいるのは迷惑だってこと？」
「そ、そんなわけでは…！」
急に目が泳ぎ出した。わかりやすすぎる。
面白いことなんてない？
そんなのもう既に起きてるよ。
遠くからずっと視線を感じてた。
木の上。身を潜めてるつもりだろうが、溢れ出す元素力を抑えきれていない。
相当怒ってるのだろうね。さっきからすごい形相でこっちを見てる。
最近何やってるのかと思ってたけど、こんなところにいたなんてね。
______公子。
「どうしました？考え事？」
「ううん。ごめんね。君がもし僕が同行することについて不快に思ってしまったなら、無理にとは言わないよ」
「え！？」
「誰にだって隠し事の一つや二つくらいある。僕には言えないような理由があるんでしょ？」
「そんなことは…」
「例えば、君一人の判断じゃ決められないとか」
そういうと明らかに反応に困ったのか、何も言わなくなった。
それも当然。例えというか事実だし。
というか何なんだ。あいつは公務をほったらかしてこの女のことをいつも追いかけているのか？
面白い。少し試してみたいことが出来た。
「君、好きな人はいるの？」
「好きな人？どうしたんですか急に…いないですよ」
「そうか、それは良かった。少しそこに座ってくれるかい？」
近くにあった木に寄りかかるように座らせると、少し笠を上げ、唇に触れる程度のキスをした。
「っ…！？だ、だめですよ。こういうのは好きな人とかじゃないと…。こんなほぼ知らないような人とは…」
「それ、僕を子供扱いしてるということかい？それくらい承知の上さ。わかった上でやったんだよ、お姉さん」
この女、もしかして年下みたいな存在に弱いのか…？この前も少しおねだりしたら許してくれることもあったし。
今だって「お姉さん」呼びに少し反応を示した。
まあいい。こんな姿に生まれたことが少しでも役に立つ事があるとは。
ーーーーーーーーー
更新止まってて本当にすみませんでした…！
最近いろいろと忙しくて更新出来ていませんでした。これからちょこちょこ更新していきます。
もしこれからも更新が一定期間ないみたいなことがあっても(あっちゃいけない)、完結までは絶対に書くのでどうか最後までお楽しみいただければ…！
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蒼(プロフ) - やっぱりタリヤちゃんのベルトはｴｯｯｯｯｯﾁベルトですよね〜！！表現が分かりやすかったので凄くドキドキしながら見させていただきました〜！！好きです🥹🫶 (10月5日 15時) (
レス) @page40 id: 2e07dff5be (このIDを非表示/違反報告)
ららな(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️とても面白くドキドキしながら拝見させてもらっています笑無理しない程度で頑張ってください！応援してます🔥 (2023年2月25日 15時) (レス) @page40 id: 58171cba1a (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» いえいえ！長らくこの作品を読んでくださってありがたい限りです！ (2022年12月27日 15時) (レス) id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - 何度もすみません… (2022年12月27日 12時) (レス) @page37 id: 01a1df8e04 (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» なるほど…思いついたら書きますが、申し訳ないですがもしかしたら書かずに完結してしまう可能性もあります…。 (2022年12月27日 0時) (レス) @page36 id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音羽すず | 作成日時：2022年7月21日 21時
