ホテイアオイ (青黒) (ページ17)

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you side

渡「もしもし？今、大丈夫？」

『しょっぴー、さん、大丈夫です』

渡「しょっぴーでいいって、あと敬語はなし」

『はい、あー、うん！』

突然掛けてきたしょっぴーからの電話は
たわいもない話から始まった。

歌番組の、収録の前。

あー、アイドルしてるんだなあって少し
不思議な感覚に包まれる。

『ちゃんとアイドルしてるんだね』

渡「え、俺、アイドルに見えない？」

『うん、見えない(笑)』

渡「マジ？！なんだと思ってんの俺のこと(笑)」

『だって会った時はアイドルじゃないから、ただの会社員とかかと思ったし』

こんな話をするのが苦じゃないのは、きっと
しょっぴーからだと思う。

電話越しだから？わかんないけど、
何でも言えそうな、そんな感じがして落ち着く。

…ふと、会いたいなって感情に包まれた。

『しょっぴー、電話大丈夫なの？』

渡「あー、そろそろ行く」

『じゃあ、切るね』

渡「あ、待って、今日会える？」

なんか感じ取られた？？なんで心読まれた？？
わかんないけど、"会える？"って言葉に
すごくドキドキし始めた。

20%だけ会いたい気持ちがあったとしたら
いまは80%にも膨れ上がったくらい。

『うん、会えるよ』

渡「んじゃ、また連絡する」

この感情は蓮くんとは少し違うのかもしれない、

、