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ほんまに今日久しぶりやったから、俺も変にテンション上がって美容室行ってきたのになあ。
そう思いながらネクタイを締めた。舞台が暗転して、さっき出番だったビスブラがはけてくる。
お疲れ、と労りの言葉をかけながら、何となく客席が映っているモニターに目をやった。
せかせかと暗闇の中後ろから走ってくる姿が見えた。
ドキ、と心臓が突如として高鳴る。
まさか、と変な期待を抱きながら、阪本の方へ向き直った。
中谷｢おい、おいって｣
阪本｢あ？なんやねん｣
中谷｢Aって席どこ座るか知ってんの？｣
阪本｢知らんわ。てかもう来おへんねんから関係ないやろが｣
イライラした様子で立ち上がり、何ぼーっとしてんねん、と肩を思いっきり叩かれる。
痛すぎる。八つ当たりすんなや。
しかしながら俺の感は変なところで当たる。
直感が、あれはAやろー！と叫んでいる。
柄にもなく緊張しながら咳払いした。
出囃子が止む。明転する。俺が先に走らなあかんのに、変に緊張して足が出ない。
何してんねん！？って阪本が声も出さずに背中を押した。
すっと詰まってた喉が開いて｢どおも〜〜ーーー！！！！！」って、思ってた数十倍デカい声が出た。
俺Aのこと好きすぎやろ。こんなテンション上がるもん？
チラ、と客席を見ると拍手をしているお客さんの中に、見覚えのある顔が見えた。
それを視認した瞬間、反射でニコォォと口角が上がる。
どうにかバレないように顔を揉んで元に戻す。
肘を抱えてやってきた阪本は、そんな変な俺の事をアホみたいに見つめる。
中谷｢僕らマユリカといいますよろしくお願いしま〜す！｣
もうウッキウキで語尾もめちゃくちゃに上がる。
おもろ！こいつ(阪本)まだAが来てること気づいてないやん！
どうしてもAが座ってる席の方を頻繁に見てしまう。あ、もう笑ってる。
やっぱあいつ、いつも憎たらしいけど笑うと可愛いねんなあ。
あの目尻が下がるところとか、笑いすぎると恥ずかしいんか、顔隠しちゃうとことか。
変わってないなあ、昔から。
俺がチラチラ見てるのに阪本も気づいたのか、その方向を訝しげに見やる。
すると、うわっと小声で嬉しそうに叫んだ。
俺より分かりやすくニヤニヤして、セリフも噛み噛み。嬉しいん丸わかりやで。
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流(プロフ) - 優香さん» お久しぶりです〜😭りぼんやっぱりマストなんですね……私はばっちりコロコロ読んでました 論外すぎる (5月11日 1時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - お久しぶりです！ちゃおとりぼんで吹き出しました笑 私はりぼんとなかよしでしたw (5月9日 23時) (レス) @page36 id: aada9f26af (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - △さん» わーー良かったです〜😭ちゃんとオチとして落とせたのか不安でしたがそう言っていただけて安心しました……😢❤️この小説執筆意欲のフルエンジンかかってる時に書いたのでめちゃくちゃまとまってます笑 (5月7日 10時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - さかよさん» コメントありがとうございます😭やっぱり東京進出悲しいくて書いちゃいました😭こちらこそこれからもよろしくお願いします🙏 (5月7日 10時) (レス) @page28 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
△ - 秋定さんと星座の話めちゃくちゃ最高でした！！！全部が全部刺さりすぎて放心してます！！！公開してくださってありがとう！！！！！！ (5月7日 1時) (レス) @page30 id: 733d145fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2023年2月22日 2時
