au car ? 【東海オンエア】

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海の後、今日宿泊する旅館に着く



「5名様2室でご予約の小柳津様ですね」




そう言って通された宿泊部屋は私が泊まるにはもったいないくらい美しい部屋だった





「じゃあ俺らは横だから、Aはこっちね、温泉上がったら俺らの部屋に集まろう」





そう言われ、1人だけだだっ広い部屋に入る





意外とそういうとこしっかりしてるんだよなぁ、私は別にみんなと一緒の部屋でもよかったけど。


温泉は最高に広くて気持ちよかった、露天に入っていると向こう側からてつやたちの大きな声で




「やば！ここの岩登りたい」




「やめなよてっちゃん落ちるよ」




「待て待て…ここはおれが」





などと騒ぐ声がして、なんだか何年かぶりの修学旅行を味わってる気分だ






風呂を上がって部屋に一旦戻ってそのあとてつやたちの部屋に行くと





「お、Aやっときたー」



「飯行こう飯！」




とゾロゾロとみんなでご飯へ

バイキング形式の広いレストランでみんな各々蟹やらステーキやら寿司やらをたらふく食べた







ご飯の後は、部屋に戻ってみんなでビールで乾杯


もうそのノリは普段のてつやの家での通り、宅飲みかよってレベルで悠々自適に過ごした





しばらくしてみんな酔いが回ってきて饒舌になる4人。





「なんかさぁ、もうさぁ、やだよAがいなくなるのー」





「まーたてつやを水で俺らが起こさなきゃいけない生活が始まるのかあ」





「Aちゃん海外へ行くの考え直そうよー」






私だって寂しい、てつやを叩き起こす役割は最初は嫌だったけど今では日課になってて朝1人なんて考えられない。





海外へ行くのだって、キャンセルできるならばしたいくらいだ




今までの思い出話なんかしている間にみんなへの愛しさが溢れ出てきてしまって






「東海オンエアのみんなが大好き、ありがとう」





そう声にするとみんな泣き出しちゃって、私まで我慢してた涙堪えられなくて泣いてしまって、





ダメだなぁ東海オンエア、なんてみんなで今日も笑い合うのです




「最後にあと、謝らなくてはならないことがあって」






「せっかく借りてくれたのに悪いんだけど、今日はみんなと居たいからこっちの部屋で寝たい」




そう言うとみんな




「賛成、飲み明かそう」






と答えてくれる






馬鹿みたいに騒いで呑みまくってパタリ、パタリとみんなその場で寝ていった



結局最後に残ったのはお酒が強い私だった。

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