episode*3 ページ3
「そういえば、ほかの兄弟達は?」
「…知らない。多分、普通に同級生と話してるんだと思う」
「一松くんはいいの?」
「おれは別に…こういうの、本当は得意じゃないし」
「そっかあ」
…よかった、普通に話せてる。
高校の頃とは雰囲気が違う彼に私は酷く戸惑っていて、それをどうにか表に出さないようにしていた。
ねえ、一松くん。今の貴方が本当の一松くんなんだよね?
私はね、ずっと本当の一松くんが見たかった。知りたかった。
私が恋人じゃなくなったら素になれるんだね。やっぱり、貴方にとって私は…
「A…?どうかしたの」
「…ううん!なんでもない!」
そう言い終わると同時に、私の携帯に着信が入る。
「あっ電話だ…ちょっとごめんね
もしもし、どうかしたの?」
『A今どこにいるのー?
まだ話したいことたくさんあるのに全然見当たらないんだけど〜』
「あ〜…ごめんね、まださっきと同じとこいる?
もうちょっとしたら戻るから待ってて!」
『りょーかい!』
着信はこの会場にいる友達からのものだった。
一松くんともう少し一緒にいたかったけれど、正直昔の事を思い出してしんどくなってきていたので、すごく良いタイミングだなんて思ってしまった。
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Mad Sick - 「んふふ・・・好きだ・・・一松君・・・嫁ぎたい・・・貢ぎたい・・・」(家族からの呆れの目)をいつもしている (2019年11月17日 0時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
ももにゃん - 一松様とってもかっこよかった (2019年8月21日 11時) (レス) id: a7f75cbff7 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 面白かった!一松様かっこいい!!!! (2019年6月30日 18時) (レス) id: bcef719f8c (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - 最高です!ついつい気になって読んだらもうほんっとにキュンキュンしてしまって…更新待ってます! (2019年5月21日 3時) (レス) id: 3a7699a194 (このIDを非表示/違反報告)
イセリン - やっぱ最高(^ω^)これからも頑張ってください!続き楽しみに待ってます! (2019年5月18日 14時) (レス) id: 528ec85869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏瀬 | 作成日時:2019年5月5日 19時