32 センラside ページ33
紗也香ちゃんが桃田さん？に刺されたと
廊下で騒いでいた
でも俺は違う気がした
なんでかは分からない
でも
桃田さんは紗也香ちゃんを刺してない
そう確信してしまう
紗也香ちゃんの彼氏なんに。
彼氏失格やなぁ
すると、運動場から1人の女の子が
校門に向かって走っている
今にも転けそうに
この学校から逃げるように
それを追う、うらたん。
う「A！！！」
もし記憶があれば俺がうらたんの立場
やったんかなぁとか
なんでうらたんに嫉妬してんねん
やろうとか
よく分からない感情に襲われる
そして2人が見えなくなった時
さ「泉くん、、！！Aちゃんに、Aちゃんに、刺されたの、腕、痛いの
泉くんなら信じてくれるよね？？」
なんて「信じろ」と言わんばかりの
目と口調
だから俺は
「どうしたん！？なんで、そんな事…」
って微塵にも感じてない事を
口にする
俺の心の中ではあの2人が気になって
仕方ない
でも記憶ないんに
どうやって関わるねん
すると何かが脳をフラッシュバックする
________
『ﾋｸﾞｯ…うぅ。。。』
小学生くらいの女の子やろうか
誰もいない暗くなった公園に1人の女の子
女の子はブランコに揺られ
泣いとる
「____…何があったん？俺に話してみ？
____を傷つけた奴を俺が倒してくる
だから泣かんと話してみ？
____の泣き顔なんて見たくないねん。」
そう言うて女の子に近寄り隣のブランコに座り
女の子の名前を呼び女の子の頭を撫でる
小さい頃の俺
でも、女の子の顔にはモヤモヤがかかり
小さい頃の俺が誰の名前を呼んでるかも
分からない
『…紗也香ちゃんに、、紗也香ちゃんに、
閉じ込められた…体育館倉庫に
私開けて欲しかったのに
入口を鍵閉められて1人で怖くて
窓あったからそこから出た
学校から出ようとしたら
紗也香ちゃんたちが玄関にいて
引き返そうとしたら…
___
「なんであいつが泉くんの
お気に入りなのぉ？？
あんなブス私の方がよっぽど可愛いし
美人だしぃ？？
あいつ殺せば泉くんは
私に目を向けてくれるかなぁ？？？w」
________
そこで記憶が切れた
俺は吐き気と激しい頭痛に襲われた
そして俺は倒れた
俺を呼ぶ声
視界が暗くなった時
「A…！」
俺の声が誰かを呼ぶ
でも聞き取れる前に俺は意識を手放した
*
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作者名：はるや x他1人 | 作成日時：2017年7月31日 19時
