間違えました 【 一松 】 ページ24
※付き合っていません
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間違えて、男子トイレに入ってしまった
ありえないと思うでしょ?
ありえたんだよこれが。
なんでか分からないけど、ぼーっとしてて
ナチュラルに男子トイレに入っていた
『 や、やば 』
慌てて外に出ようとすれば
向こう側から男子の声
こっちくる…
こんな所にいるのがバレたらたまったもんじゃない
逃げるに逃げられない、その状況にあたふたしていれば
突然腕を引っ張られる感覚
『 わ!? 』
「 しっ 」
口を塞がれ、静かにしろという合図の声
どうやら、男子トイレの個室に引っ張られたみたいで
個室の外には、数人の男子の声
バレずに済んだのはよかったけど
助けてくれた…?
そう思い、ぱっと顔を後ろに向ければ
『 い、一松くん… 』
同じクラスの、松野一松くん。
小声で彼の名前を呼べば、
少し顔をそらされる
「 何、やってんのここで 」
『 ご、ごめんなさい私…
間違えちゃって 』
普通に馬鹿か。
絶対呆れてる
恥ずかしくて下を向いていたら、上から降ってくる
堪えるような笑い声
「 くく、ばか、じゃないのあんた、ふっ 」
『 分かってるから笑わないで… 』
でもどうやら、私がまずい状況だったのを見兼ねた彼が助けてくれたのは事実のようで。
『 あの…
ありがとう、一松くん 』
外に聞こえないように小さい声で、お礼を告げれば
別に、なんてぶっきらぼうな声が返ってくる
てか、今更だけど、近い
個室だから、めっちゃ近い。
『 ち、近いね… 』
「 えっ、あ、う、うん…
いやそれ、言うなよ 」
『 え、』
「 言われると、嫌でも意識すんだろ… 」
『 ご、ごめん…? 』
なんか、変な空気。
謎に気まずくなって、無言になる2人
でも、吐息の聞こえる距離にいるから
さらにそれが…
体、あっつい。
心臓の音が聞こえそうな程に、ただその状況にドキドキしてるけど
ここ、男子トイレの個室だよね。
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しゃび(プロフ) - ごはん(50)さん» コメントありがとうございます。そこまで褒めて頂いてとても嬉しい限りです…!沢山あるおそ松さん作品の中から私の作品を読んで頂いてありがとうございます!更新はまちまちになってしまって申し訳ないですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年8月23日 18時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(50)(プロフ) - こんにちは!!しゃび様の作品全部見させて頂きました!!どれも最高です。この様な短編集やおそ松さん作品の中でもしゃび様の書くお話が一番好きです。お気に入り作者登録も失礼ながらさせて頂きました!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 535205595b (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» 時間はかかってしまいますが、それまでお待ちいただければ幸いですし、なるべく詰まらないようにこちらも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» こちらまで読んで下さりありがとうございます!とても嬉しいです。辞める、と言うよりは一旦おやすみということなので、勿論チョロ松のオンリー短編集も書かせていただきますし、全員書き終わったらまたこういった短編集を再開しようと思っております。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
苺夢(プロフ) - やめちゃうんですね、。でも!推しがチョロ松なので気長に待ってます!あ、えと、焦らないでくださいね!しゃびさんの作品読み返して気長に待ってます!これからも頑張ってください!! (2018年12月28日 22時) (レス) id: 4fd2aa824a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃび | 作成日時:2018年9月1日 0時