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第69話 ページ25

***








「も〜、大変だったんだから」


右手に持っていたパックのりんごジュースをスムーズに奪い取り、ストローを自分の口に含む可愛い親友。

あ、これは全部飲まれるやつかな。


「あのおじいちゃん先生、体調不良だ〜とか言って休んじゃった上に代行としてアイツ指名したんだって!ほんとセンス悪いなー!!」


ジュ、りんごジュースは綺麗に茉那果の胃袋に入っていったようだ。

『んん〜、それはほんとごめんね? ってか、あたしが謝ることなの…?』

「サボった事には変わりないでしょ〜? もう何か一部では噂という噂たってるからね」


簡潔に言うと、その時間だけおじいちゃん先生から厳しい先生に変更になって、言い訳を言うのが辛かったらしい。

まぁその先生は瀬名さんをよく思ってるから上手く逃れられたらしいんだけど。



『というか噂って…?』

「Aと泉くんの事に決まってるじゃん!」

『う、わぁ〜どうしようこれから生きていけない』



とりあえず落ち着いてリュックから飲み物出そう。落ち着いて考えよう。





「「……キャーーーっ!!来た!!」」

「「やばいなんか今日オーラ違くない!?もっとイケメンになって直視出来ないんだけど!!」」



『「……!?」』





あれ、これなんか見た事聞いた事あるぞ。





「はぁ〜〜、瀬名くんは今日もカッコイイな〜」



最近の日常が慌てすぎて、この黄色い歓声も久しぶりに聞いた気分だ。

というかどうしよう。何かめちゃくちゃ恥ずかしくなってきた…!




「おでましじゃんよ」

『やっぱ今日から生きていけない気がする』

「だんだん教室(ココ)に近付いてくるね」

『冷静だね?』

「まぁ他人事だし」

『嘘ぉ…』



後ろの方のドアがゆっくりと開く。




いつもならここで反応なんかしないし、寧ろ乙ゲーで推しを眺めてるはずなんだけどな。


私の目は画面越しなんかには向いてないんだ。


…まぁ、今日はゲーム機持ってないんだけど。








『…お、おはようございます』


「…おはよぉ」





そういえば忘れてました。


____瀬名さんの席はあたしの斜め前って事。









*「緊張」

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とけたた - 初コメです!やっぱりツンデレせないず最高…!このシリーズ見てたら改めてそう思います 私はついさっきこの作品を知ったけど戻って来てくださりありがとうございます!更新楽しみにしてます! (2021年10月18日 7時) (レス) @page27 id: 1828f2aa7c (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - 童話さん» ありがとうございます。最近更新遅いのに見てくださって本当に感謝です。頑張ります…! (2018年4月11日 8時) (レス) id: e56ff2a039 (このIDを非表示/違反報告)
童話(プロフ) - はじめまして。とても面白くてニヤニヤしながら一気に読んじゃいました笑これからも頑張ってください。楽しみにしてます! (2018年4月1日 13時) (レス) id: f2a324fad5 (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - 那由他さん» なっなゆ…!!!! 最近更新も遅いのに見てくださって本当に感謝です!ありがとうございます…!! (2017年12月20日 13時) (レス) id: e56ff2a039 (このIDを非表示/違反報告)
那由他(プロフ) - にやにやしながら読んでます。やっぱり2も最高です。お身体に気をつけて、更新楽しみにしています。 (2017年12月20日 10時) (レス) id: d1cdc6f44a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツユカ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年5月29日 19時

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