鬼灯の冷徹小話集☆その七 (ページ50)

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小話　竈門炭治郎のうた〜鬼灯〜ページ50

貴女「♪」

私は歌っていた

あの鬼狩りのアニメの曲

しっとりしたメロディがなんか好きなんだ

鬼灯「…私、その曲苦手です」

聴いていた鬼灯さんが、そう言った

貴女「え、何で、いい曲なのに」

鬼灯「“失っても失っても生きていくしかない”…そのフレーズがちょっと…」

眉をひそめ、鬼灯さんは言う

鬼灯「その失ったのが、一番大切な人なら？…それだと私、耐えられません、むしろどうかしそうです」

鬼灯さんは一途

でも一途すぎて、その相手に依存しかねない

失ったとあらば、きっと彼は…

貴女「じゃあ、紅蓮華！」

鬼灯「だから、鬼狩り系はやめなさいって…」

貴女「えー、何でー？」

鬼灯「貴女がケガしそうで怖いんですよ」

何だかんだ鬼狩りはダメ、な鬼灯さんだった

竈門炭治郎のうたを聴いて思いました
鬼滅の刃の曲っていいですよね…