【あんスタ】家庭的な一般成人男性ですが?【男主】

23話※ ページ24

Aside







瀬名さんと話しながら帰っていると








視界の端にとってもかわいいアンティーク調の生地屋が映った





思わずショーウィンドウに駆け寄ると、瀬名さんもこちらに寄って来る









「ちょっとぉ、いきなり走ってどうしたのなつくん？」




「ここの生地がかわいいなって思いまして...」


「瀬名さん、ここに入ってもいいですか...?」









ショーウィンドウの前に座り込んだまま瀬名さんを見上げたままだったから


上目遣いになってたかもしれないが今はどうでもいい




この生地がとにかく欲しい









「その上目遣いあざとい、もしかしてわざとなの...？」

「まぁ、かわいいからいいよ」





「一緒に入ろうか」









「デートだねぇ...♪」







...!?


「でっ、でーとじゃない です...。」




瀬名さんまさかからかっているのか...？









2人でそのお店に入ると


まるで人形の小さなお家の中の様な景色が広がっていた









「か、かぁわいいぃ」




「で、なつくんはどれが欲しいの？」


「す、すみません早く済ませますんで」


「いいよ、ゆっくり選んでねぇ」









ああぁ、かわいい


ここ主にイギリスと日本の製品を取り扱っているんだ...。


どうりで柄が細かくてかわいいわけだ




たしか、ミシンは実家から持ってきたんだっけ



なら服はとかも作れるかな


鞄とかも作れるかも









「なぁつくぅーん？お兄ちゃんのことも忘れないでね」


「っ、はい」









やばい、そろそろ買わないと


だんだんと日が暮れてきている








買うものを決めてから僕はレジに並んだ









◇◆◇◆



...。







「すみません、遅くなってしまって」



「ううん、全然いいよぉ」





「ねぇ、なつくん」

「瀬名さんって呼ぶのやめない...？」

「堅苦しいし」




「あー、じゃあ」








「泉君」




「っていうのは、」

「ごめんなさい嘘でs」





「うん、いいよそれで」


「よろしくねぇ、なつくん...♪」





「っあ、はいぃ」









年下イケメンにからかわれています...。

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