教えてアゲル。【Kei.Inoo】

１９＿Kei ページ19

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我ながらくさい台詞。







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でも、そんなこと気にしてられないくらい限界で。







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慧『………ぎゅってしていい？』







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本能のままにそう言うと、







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『えっ？……ここで…？』







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あからさまに照れるA。







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慧『そんな態度したら、ダメなんだって…』







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強く手を引いて、俺の胸のなかにすっぽり収める。







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『慧くん…？』







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まっすぐに見上げる視線は、挑発しているとしか思えなくて。







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慧『A、』







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『………ごめんなさい』







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しゅんとする姿さえもかわいい…！







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とか思ってる場合じゃなくて。







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慧『………許さない』







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少し、意地悪してみようかな。







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”え、”と言った唇に、自分のそれをぴったり合わせる。







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息をする余裕もないくらい熱く熱く、絡めとる。







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『んっ………』







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時折漏らすAの吐息に、どうにかなってしまいそう。







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慧『帰ったら、続きするからね』







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自分でもわかるくらいのにやけ加減は、きっとAにもばれている。







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