誕生日まで内緒 ページ46
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翌日、一晩ゆっくり休んだ総悟はすっかり体調も良くなり、朝起きた時から顔色がスッキリして見えた。
『おはよ、総悟。顔色が昨日よりもスッキリしているけれど、良く眠れた?』
「はよ。おかげさまでゆっくり休めたぜィ。ありがとな、A」
『ど、どういたしまして。総悟、なんか昨日からやけに素直だね?』
体調を崩してから、総悟がやけに素直で少し戸惑うけれど、私はいつも通りに身支度を整え、そして今日から本格的に始まるアルバイトの準備も同時に行っていた。
「ん、何でィ。その荷物」
『これのこと?』
私はいつも、学校に通う時は教材を入れるための大きめのトートバッグのみで登校していたが、今日からアルバイトで使う洋服を持って行く必要があるため、いつもの鞄に加え、もう一つ小さな鞄を準備していたのだ。
そりゃ、突然鞄が2つに増えたのだから、総悟も疑問に思うだろう______
『体操服!最近暑いし、まめに洗濯してるの』
「ほー。」
特に嘘をつく理由はなかった。けれど、総悟を誕生日に驚かせたくて。
アルバイトも隠す理由はないけれど、プレゼントを渡すまでは内緒にしていようかな_______
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内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時