検索窓
今日:3 hit、昨日:24 hit、合計:34,440 hit

しあわせ ページ36

ーーーーー




『ね、ねぇ!ちょっと!近すぎるってば…』

「あり?俺にはもっと抱きしめて欲しいって聞こえやしたぜ?」



何としてでも私を離すまいと、強い力で引き寄せられた私は身動きも取れない状況にあった。総悟の胸元に顔が密着する体勢にされている私は、総悟の心臓の鼓動が規則正しくなっているのを耳元で聞いていた______




『…抱きしめては欲しいけど、せめて下着着させて欲しいんだけど…』

「昨日あんなにお互いの裸見たのにかィ?」

『それとこれとは話が別なの!あと恥ずかしいからあんまり言わないで!』




私のことをニヤニヤしながら揶揄う彼とは、お察しの通り、昨晩一緒になることができた______

けれど、特別関係が変わったとかは特になく、今朝もいつも通りの朝を迎えた。



ただ…いつもと違うと感じることは、お互いの距離感がより縮まったように感じられた_____




「しょうがねェ、すぐ拾って着てこい」

『やっと離してくれた…』



私は総悟に裸を見られないよう、モゾモゾと毛布の中に体を潜らせ、床に落ちている下着を拾い上げると、着替えをすぐに済ませて相互の元へと戻った。




『ねぇ、総悟』

「ん?何でィ」



私たちは毛布に包まりながら距離を縮める、お互いを見つめ合う。



『ふふ、なんでもないっ!』

「おい、なんか言いかけただろィ!」



こうして2人で一緒に笑い合える日が幸せだとよりいっそう実感した朝になった______




ーーーーー

いってきます→←朝日



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 3Z   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。