お好きなものは? ページ30
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私は放課後、総悟の誕生日のプレゼントを選びにショッピング街に立ち寄っていたが_____
『一体何が好きなんだろう…』
そう、好みがわからないのである。
好みどころか、本人が何を欲しがっているかも知らない_____
『あ、これ…』
私は、店頭に並んでいるシンプルな腕時計に目が入ると、近くに立ち寄ることにした。
普段時計をしていない総悟にどうかな…と思い、時計を見ていると、店員さんと思わしきスタッフの方がこちらへ向かってきた。
「この時計、素敵ですよね。プレゼントでお探しですか?」
『はい、プレゼントで探していて…。』
私はショーケース越しに時計を見ていると、店員さんが手元へと出してくれた。
というか…店員さんとてもお綺麗な方、
「どうかなさいましたか?」
『あ、いえ!なんでもないです』
じっと見ていると、その視線に気づいたのか、青い髪をしたロングヘアーのお姉さんがこちらを見つめ返してきた。
“値段を見せていただけますか?”と、尋ねると、時計に付いている値札を見せてくれた。
『やっぱりバイトしないとだなぁ…』
見せてもらった額は、バイトをしていない私が買える価格ではなく諦めようとすると、店員さんがこう口を開いたのだ。
「あら、じゃあうちで働いていけばいい話じゃない。ねぇ、いいわよね?異三郎。」
『え、え?』
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内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時