【銀魂 3Z】兄妹なんて望んでない【沖田総悟】２ (ページ22)

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モーニングコールは〇〇さんページ22

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お互いが向き合う体勢へと変えられ、私と総悟の距離は少し動けば顔に触れられる近さである。

学校ではヘンテコなアイマスクをしているが、家では無防備に眠っているその寝顔はとても可愛らしい。

『今日部活でしょ？また土方くんに怒られちゃうよ』

「家でも野郎の名前が出てくるたァ、いけねェですぜ。」

私が土方さんの名前を出したのが気に食わなかったのか、総悟は私の両頬をむぎゅっとつまみ、反応を見て弄んでいた。

『む、はにゃして』

つままれていることによってうまく話せない私をクスクスと総悟が笑うと、携帯から一本の電話が入った。

「チッ、土方のやつ電話かけてきやがった」

『ほーら、サボっているからよ』

総悟は渋々と電話をでると、土方さんの怒鳴り声は電話に出ていない私の方まで響いてきた。

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「おい！総悟！！今何時だと思ってんだ！」

「やだなァ、土方さん。今日は練習休みですぜ？日程間違えてまさァ」

「とぼけてんじゃねェぞ？！今すぐ来ないと切腹だからなァ！！」

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総悟はまだ何か話をしている土方さんの電話を切ると、漸くベッドからのそのそと起き上がり、伸びをした。

『やーっと起きてくれた…いつもすんなり起きてくれると有り難いんだけど』

「俺はいつだってすんなり起きてやすぜ。あ、」

総悟は会話を辞めたと思いきや、私の方に近寄り、優しく顔を包み込み唇を重ねた。

「おはよ、A」

『もう…おはよ、総悟』

ねぼすけな彼との朝はまだまだ慣れなそうです。

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