荒らされる… ページ13
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「キャッホーー!お邪魔するアル!」
「神楽ちゃん、靴はきちんと揃えるのよ」
『あぁいいのよ、妙ちゃんもゆっくりしていってね?』
玄関で靴を脱ぎ捨てた神楽ちゃんに注意する妙ちゃん、そして2人の後に続いて私も我が家へ入っていく。
この家になってまだお客さんを招き入れたことがなかったから、これが初の訪問者になるのか…
『つまらない家だけどゆっくりしていってね…って______随分くつろいでいるみたいね…。』
テレビの置いてあるリビングに飲み物を運ぶと、そこにはソファに横になってくつろいでいる神楽ちゃんと、おそらく私の家の冷蔵庫から取り出したであろうバーゲンダッシュを妙ちゃんが食べていた。
「あら、Aちゃん。美味しくいただいちゃってます」
『やっぱりそれ私の家にあったやつよね?!』
妙ちゃんと私がバーゲンダッシュをめぐる戦いをしている中、神楽ちゃんは自分で持ってきた酢昆布を美味しそうに頬張っていた。
「まぁ落ち着くアル。Aも酢昆布食べるアルか?」
『酢昆布はダイジョウブかな…』
このままだと家の食料が荒らされる…!!
…と、私は察知し、冷蔵庫の中身が減っていないか確認する為にキッチンの方へ向かうと、足元の方でガサガサと何か物音を感じた…________
『アレ…何でここにゴリラがいるんだっけ』
キッチンのシンクの下には、妙ちゃんをストーカーして不法侵入してきたであろう近藤さんと、その後ろに呆れた顔をしているお兄ちゃんの姿もあった。
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内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時