芥川さんのお友達。

＊ ページ4

「.........」

『...美味しい？』

「..ｺｸ.....」

わあ、マフィアの幹部がカレーライスを口一杯に頬張って居る図なんて見た事ないでしょ。


甘口で丁度良かったかな

明日は何にしようか...

って言うかマフィアとテーブル囲んで夕食食べ
てること自体、一般人には可笑しい筈なのに、

この頃は恒例行事の様になっている。

やはり一人で食べるより美味しく感じて、龍之介くんが来るようになってから、食が良くなったように思う。

勝手に家に上がってくるところを除けば、とても楽しくて、暖かい時間なのだ。


*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*


『お皿洗いまで出来るのか』

「本来この様な目的で使う事は無いがな」

『そりゃあそうだろうね...』


そう一言だけ言うと、私は真っ白な紙と向き合った









『ｽｰｯ...どうすっかなあ』

デザインは決まったものの、配色をどうするか...

今回のデザインはファンデーションのケースに使われるものだから大人っぽく仕上げたい。

ただそれだけで仕上げてしまうと年齢層が狭くなりそうだな...

朝顔の模様が綺麗に浮くような色か...

「A、貴様は先程から何をそんなに睨んでいる？」


『嗚呼、龍之介くん』

ごめん、忘れてたとか言えない。

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