元鬼狩りと刀 参

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時｢ありがとうございますっ！！お怪我は！｣

『ない』

時｢良かったぁ．．．｣

役人｢童磨さんも大きな怪我はなさそうですね。｣

童｢うん。手加減してくれてたみたいでね〜。浅い切り傷くらいだよ。｣

時｢手加減．．．？A様が．．．？｣

睦｢今は人間じゃき、とのう。｣

時｢なるほど。流石A様．．．！
殺したいほど憎いはずなのに、理性を保たれて手加減なさるだなんて．．．！！｣

童｢手加減してくれなきゃ普通に死んでるね。五体満足なのがありがたいよね〜｣

時｢何呑気なこと言っていやがるんですか貴様童磨殿。｣

童｢ん〜、嫌悪感丸出しだけど敬語なんだね。｣

時｢何勝手にA様に接触していやがる貴様。それも勝手に本丸侵入とか有り得んわこの戯けクソ野郎｣

童｢口わっるいね君．．．｣

役人｢そうですよ！何勝手に不法侵入してるんですか！本丸襲撃と変わりないですよ！！殺されてても文句言えません！！｣

童｢ごめんごめん｣

役人｢暫く謹慎です！！｣

童｢えー｣

役人｢あと華月様には今後一切接近禁止です！！定例会議の時も席めっっちゃ離しますからね！！｣

童｢えー、勘弁しておくれよぉ〜｣

役人｢勘弁しません！とっととお引き取り下さい！！謹慎と処分内容に関しては直ぐに纏めて送りますので！！｣

童｢残念だなぁ．．．それじゃあね、神柱ちゃん。｣

『首落ちて死ね』

童｢もう、大和守くんじゃないんだから．．．｣

『陽の光で焼け死ね』

童｢もう鬼じゃないったら。分かってはいてくれてるみたいだけどさぁ〜｣

役人｢余計なこと話しかけてないでさっさと帰る！ほら！！｣


童磨が引っ張られて行く。


時｢本っ当に申し訳ありませんっ、A様！！
今後はさらに徹底して見張ります！本当にすみませんっ！｣

『はぁ．．．よろしく頼むよ、時野。』

時｢はい！！｣

『あとあれ、霊力で血鬼術を使えるんだな。』

時｢！？．．．聞いてませんね．．．詳しく調べます。｣

『．．．まぁ、それは好きにしたらいいよ．．．』

時｢はい。
では、失礼致します。お騒がせ致しました。｣

『うん。』


時野も戻っていく。

本丸はようやく静かに。


『いやぁ、見苦しいところを見せたね。ごめんよ。』

花｢いえいえ全然！かっこよかったです！！｣

柊｢あの身のこなしは憧れるよな〜！｣

花｢はい！とても！！｣


その後数時間話し、夕方には帰って行った。

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