＊24話 ページ25
教室に戻りお弁当箱を回収する。さすがにこの時間になると誰もいない教室はシンとしている。
『早く帰ろ…』
そう呟いた瞬間、廊下から足音がしたかと思うと教室の扉を開けてショッピくんが入ってきた。
shp「よかった、まだおった」
『あれ、どうしたの？』
shp「ゾムさんに教室に向かってたって聞いたんで…」
え、それで探しに来たの？
shp「いや、血今日呑んでないなって」
『そのためにわざわざ教室まで来たの？』
お昼休みも呼び出されてたし、放課後も忙しそうだったし、昨日も飲んでるしで勝手に今日はいらないと思ってた、ごめん。
shp「今……二人きりっすね…」
『いや、この前普通に私の部屋来てたじゃん？』
shp「ムードとか無いんすか」
『血を飲むだけだもん』
shp「はぁ、ほんま鈍感っすね」
わざとらしくため息をつくと近寄ってきて腰に手を回す。いや、もう今更抵抗しないから学校で抱きしめないでほしいんてすけど…
shp「Aの甘い匂い…クラクラするわ、ほんま」
首元に顔を擦り付けるショッピくん。なんかいつも以上に恥ずかしいから早く飲んでくれないかな…
shp「Aは俺の番やで…他の奴のとこ行ったらあかんで」
『ショッピくん…？』
なんだか様子がおかしい…
shp「Aの血も、体も…全部俺のやから」
ショッピくんのいつもと違う雰囲気に戸惑っているといきなり首元に感じる痛み。そして間近に聞こえる液体を啜る音とゴクン、ゴクンと飲み下す音。
shp「はぁ…ごちそうさま」
『ショッピくん、大丈夫…？』
shp「最近チーノと仲ええし、コネシマさんとかゾムさんも興味持ってるみたいやし、もしかしたらAが盗られるんじゃないかって思って…」
『え？』
え、ショッピくんって割と独占欲強いタイプなのかな…？意外とヤキモチとか妬いちゃうタイプ？
shp「意外っすか？」
『うん…なんていうかそんな執着とかしなくて去るもの追わずなタイプかと思ってた』
shp「昼にも言いましたけど、Aは初めて番にしたいと思った女なんで。そう簡単に手放す気も、他の奴に渡す気も無いから」
『ひぇ…』
shp「逃さへんから」
うわ、これは割とってレベルじゃないわ…
まぁ、でも…そう思われることに不思議と嫌な気持ちはしなくて。
『大丈夫だよ、ショッピくん以外に血飲ませてないし、番になるつもりもないから』
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Noa(プロフ) - ねう。さん» ありがとうございます！趣味全開ですが今後もお付き合いいただけると幸いです！ (2022年12月16日 0時) (
レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - あーだめだもうむりしんどい何回読み返してもしんどいドキドキですやばいです主様の作品雰囲気大好きすぎます泣泣 これからも応援してます！更新楽しみにしてます！ (2022年12月15日 18時) (レス) @page36 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - たぴくんさん» コメントありがとうございます！自分の趣味が全開ですが皆様にも楽しんでいただけるよう精進します！ (2022年12月11日 10時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - この作品大好きです！応援してます！更新頑張ってください୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛ (2022年12月3日 12時) (レス) @page22 id: 5e1b4af05d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 九十九夜瑠さん» コメントありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります(*´ω｀*) (2022年11月26日 19時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Noa | 作成日時：2022年11月18日 20時
