＊23話 ページ24
ショッピくんとチーノくんが言い合いしてるうちにお昼休みも終わり、あっという間に放課後。
ショッピくんはチーノくんに引きずられるようにどこかに連れていかれた。
しばらく教室でメイと話し込んでいたが、校内の人影もまばらになり、さすがにそろそろ帰ろうとメイと靴箱で別れる。
『あ、お弁当箱忘れた…』
いつも持っているトートバッグがないことに気付く。教室まで戻らなければ…
再度上履きに履き替えて校内を歩く。教室のある廊下に差し掛かったところで反対方向から緑色のパーカーのフードを被った人が歩いてくるのが見えた。
あの日はメイに聞いたことがある。確かゾムさんと言って二年の宝石の瞳を持つ人。ペリドットって言ってたっけ…でも深くかぶったフードでほとんど瞳は見えないらしくてそれがまたミステリアスで人気なんだとか。
私には関係ないし、先輩だからとりあえず会釈だけしてすれ違おう…と思って道を譲ろうとするがなぜか立ち止まるゾム先輩。
zm「チッスチッス！」
『…こんにちは』
zm「めっちゃ警戒するやん」
『初めまして、ですよね』
zm「自分、ショッピくんの番なんやろ」
『まだ確定はしてないですが』
zm「やっぱそうなんや！シッマに聞いた通りやな」
『何がですか』
zm「宝石の瞳を見ても何の反応もなく、めっちゃ冷静に話してくるって」
『目立つからあんまり関わりたくないので…』
zm「ほぉ…なるほどな」
『あの、もういいですか？誰かに見られると困るので』
zm「もうちょいええやん。何なら生徒会室来る？ゆっくり話せんで」
『遠慮します。私もう帰るので』
その場を離れようとするが腕を掴まれてしまう。力加減はされているのだろう、痛みはないが振りほどくことは難しそうだ。
zm「えー、もうちょいかまってぇやー」
『ほんとに目立ちたくないんですよ…』
zm「そんな嫌ならしゃーないな、今日は離したるわ。
あ、そうや」
そう言うと掴んでいた腕を離し、その手でフードを脱いだゾムさん。
zm「俺、緑谷 希。ゾムって呼んでや」
『ゾム先輩ですか。私はAと言います』
zm「Aな、また今度ゆっくり飯でもいこや」
『また機会があればお願いします』
メイ情報で私は知っている。ゾム先輩とごはんに行ってはいけないと言う噂があることも、そしてそれが真実だということも…
「約束なー！」と言うとゾム先輩は機嫌よく去っていった。ごめんなさい、絶対行きません。
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Noa(プロフ) - ねう。さん» ありがとうございます！趣味全開ですが今後もお付き合いいただけると幸いです！ (2022年12月16日 0時) (
レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - あーだめだもうむりしんどい何回読み返してもしんどいドキドキですやばいです主様の作品雰囲気大好きすぎます泣泣 これからも応援してます！更新楽しみにしてます！ (2022年12月15日 18時) (レス) @page36 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - たぴくんさん» コメントありがとうございます！自分の趣味が全開ですが皆様にも楽しんでいただけるよう精進します！ (2022年12月11日 10時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - この作品大好きです！応援してます！更新頑張ってください୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛ (2022年12月3日 12時) (レス) @page22 id: 5e1b4af05d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 九十九夜瑠さん» コメントありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります(*´ω｀*) (2022年11月26日 19時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Noa | 作成日時：2022年11月18日 20時
