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「野郎から？」
「うん。後輩から。せっかくだし一緒に食べよっか」
元々明日辺りにでも食べるつもりだったので彼も誘った
「そいつAに気があるんじゃねェの」
彼は少しぶっきらぼうに放った
「うーん…。どうだろう」
悩ましい表情をしながら彼女は返事に困った
「まぁ…容姿も中々整ってるしモテそうだけどね。
でも彼氏いること伝えてるし、私に興味ないと思うよ」
仕事の付き合いだと思っている彼女はさほど気にしていなかった
「今の聞いて余計に心配だわ」
「蘭…。もしかして、ヤキモチ妬いたの…？」
彼女は顔色を伺いながら控えめに尋ねた
「おう。嫉妬してる」
素直な彼は今の心境をストレートに告げた
「ってかこんなん誰でもするだろ」
彼氏として恋愛に関することは聞き捨てならなかった
「Aはオレの彼女なの」
確認するまでもないが2人は交際中であった
「どこの馬の骨か知らねー奴に渡さねェよ」
彼は独占欲が人一倍強い傾向があった
「ふふっ…。ありがとうね」
今の彼の発言を聞いた彼女は自然と頬が緩んだ
「私は蘭のものだから…どこにも行かないよ」
彼女は身も心も彼に全てを捧げていた
「私にとっても…蘭は大切な人」
「A。オレから離れんなよ」
彼にとって彼女は特別な存在だった
「うん。蘭も私から離れないでね？」
「ん。当たり前だろ」
2人は結婚を前提に付き合っているのでお互い強い絆があった
「ねぇ…。話変わるけど…今日は久々にえっちしよっ？」
話題を切り上げた彼女は夜の誘いをした
「嫉妬させちゃったこと申し訳ないと思ってるし…」
こうは言っているが決してこれで許してもらおうとは思っていなかった
「蘭のこと。好き以上に愛してるから」
言葉では表せないぐらい思いが溢れていた
「触れたいし、触れられたいの…」
そして愛を確かめ合いたいと告げた
「今の…Aの口から聞けて嬉しかった」
彼女の本心が聞けて彼は自然と笑みが溢れた
「オレもAを愛してるよ」
彼もちゃんと言葉にして彼女に愛を囁いた
「今日は気が済むまで抱いてやるから」
彼女のことをたくさん愛でる試みでいた
「そのつもりで覚悟しとけよ」
これから2人の夜は…
長くなりそうな予感がした
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作者名：おりたん | 作成日時：2023年2月19日 9時
