愛寵噺参【東京卍リベンジャーズ】 (ページ34)

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湘南地域に位置する海岸は…

日本を代表する海水浴場があり、マリンスポーツの好ポイントとして全国的に昔から有名であった

「広い海でとってもステキ…」

江ノ島など四季を通じてデートスポットとしての賑わいも見せていた

「海は潮風が気持ちいいね」

潮風が吹いてとても心地が良かった

ドライブデートの締めに浜辺を歩きながらゆっくりと二人の時間を大切にした

「あぁ。来た甲斐(かい)があるな」

2人は風情ある街の景色を眺めながら浜辺を散歩した

「私もいつか、愛車で旅行したいなぁ…」

彼女は急に立ち止まって呟いた

「するか？オレと」

隣を歩いていた彼は提案した

「えっ…いいの？」

特に深い意味はなく彼女は思いつきで言った

「おう。都合が合う日があればな」

彼は真面目に捉えて半分は本気だった

「金と体力はあるが…圧倒的に時間がねェ」

金銭面と体調面は万全だが中々時間に余裕がなかった

「まぁ…マイキーは組織のトップだからね」

彼は裏社会の統率者であるが故に日々激務に追われていた

「車中泊とか、ちょっとしてみたい」

彼女は好奇心旺盛でチャレンジ精神が強かった

「車で旅行とか…きっかけがないと中々できないよね」

さすがに普段から率先して挑もうとは思わなかった

「カーセッ＿＿ならいつでもできるけどな？」

彼女を自分に引き寄せてそのまま耳元で囁くように放った

「もぅ…。万次郎のえっち……」

彼女は分かりやすく顔を赤くした

「そのっ…私と、シたいの…？」

「おう。やってみてェ」

問われた彼は即答で返事をした

「1回やってみたかったんだよな」

理想だと言って欲望をぶっ放した

「…っ…興味は、あるけど……」

少しの間の後に恥じらいながらも口を開いた

「そのっ……シテる時の、揺れで

外からわかりそうで…恥ずかしい…」

いざ口に出してみると羞恥心に駆られた

「じゃあ激しくしねェから」

彼女を抱きしめながら彼は囁くように告げた

「今度ひとけがないトコで試してみようぜ」

そして追い打ちをかけてさらに彼女を困らせた

彼は半分冗談で半分本気だった

それからも2人は…

他愛もない会話をしながらドライブデートを楽しんだのであった