愛寵噺参【東京卍リベンジャーズ】 (ページ25)

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「今日は映画でも見てまったり過ごそっか」

本日は特に予定を決めておらず、自宅でのんびり過ごす予定だ

「おう。たまにはそれもいいな」

久々の映画鑑賞なので彼も彼女の提案に賛成した

「それと…A。今までアンクレットなんか付けてたか？」

ベッドでくつろいでいると、彼女の足に付けているアンクレットが彼の足に当たった

「うん。最近だよ。

この前友だちと遊んだ時に買ったの」

友人と出かけた際に購入した様子だった

「そうか。よく似合ってるよ」

「ねぇ。私…はじめとオソロのアクセサリー付けたい」

彼の視線を捉えた彼女はまっすぐに見つめて告げた

「別にいいけど…」

返事はしたが彼は少し吃(ども)った

「ただ…あんまペアルックとか柄じゃねェんだよな」

嘘はつきたくないので本音を正直に述べた

「うーん…。じゃあ、控えめだったらいい？」

彼の性格を分かっている彼女はなるべく配慮して提案した

「リングとかはどうかな？」

ペアルックには最適なアイテムだった

「ん。いいよ」

「私もがっつりなペアルックはちょっと抵抗あるけど…」

物や種類にもよるが周りの目を気にした

「さり気ない感じだったら、控えめでいいかも」

目立ったり変に気取ったりしないオシャレこそ素敵に映った

「あぁ。主張しすぎない程度に…ほどほどがベストだな」

特にこだわりはないがシンプルな物を好んだ

「うん。私たちは控えめがちょうどいいよね」

2人とも普段から鼻にかけるタイプではなかった

「これで来週の週末の予定は決まったな」

彼は彼女と会話をしながら予定をまとめた

「お花畑と水族館と、ジュエリーショップ？」

彼女は今の会話の流れで色々と察した

「正解。寄る所がたくさんあるけど…今から楽しみだな」

彼も今から来週の週末が待ち遠しい様子だった

「うん。なんだかワクワクしてきたね」

彼女の方も久々の彼とのデートが楽しみで仕方のない様子だった

それからの2人は…

少し会話をしてから、セミダブルのベッドで仲良く二度寝をした