愛寵噺参【東京卍リベンジャーズ】 (ページ16)

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ピンク【三ツ谷隆】ページ16

「今日の予定はお部屋の模様替えだよ」

彼女は休日の土曜日を使って自分の部屋の模様替えをする予定でいた

「ちょうど季節の変わり目だしな」

暖かい季節になったので部屋の模様替えをしようと以前から決めていた

「断捨離したり、家具を動かしたりするから…隆も手伝ってくれないかな？」

大きな家具を1人で動かすには骨が折れるので彼女は彼にお願いした

「ん。別に構わねェけど」

彼は快く引き受けた

「ありがとうね」

即答で返事をもらい彼女は嬉しそうに微笑んだ

「おう。任せとけ」

頼られた彼は得意気に言った

「ベッドは壁際で、ドレッサーは窓辺」

彼女はスマホのメモを頼りに彼に指示をした

「テレビは壁際の真ん中で…ソファーの前に置く予定なの」

その間にローテーブルを置くつもりでいた

「クローゼットとハンガーラックは入口の近くがいいかな」

入口付近の近い方が何かと便利だった

あらかじめマイルームの間取りを調べて、どこに何を置くかなどあらかた配置を決めていた

「よしっ。とりあえずやるか」

「うん。大変だけどがんばろうね」

それから2人は…

協力して家具を移動させたり、不要なものを断捨離しながら部屋の掃除を行った

「押し入れにも大量に物詰めてンだな」

「置き場がなくて…仕方なくね」

冬季に使用する電化製品やアイテム、置き場が確保できなかった漫画などが詰め込まれていた

2人で協力して行ったので3時間程度で全ての工程が無事に終わった

「こうしてみると…模様替えする前と全然違うな」

清潔感のある白がベースの部屋から打って変わり…

ピンクがベースの気品溢れるアンティーク調の部屋に仕上がった

「ずっと憧れてた理想のお部屋。とってもステキ…！」

上品さを保ちながらもキュートな要素も兼ね備えてある理想の部屋が完成した

「ふぅ…。疲れたね」

ひと通り片付けが終わった後は息抜きにティータイムをした

「Aおつかれ」

気を使った彼は2人分のティーカップを持ってトレーには茶菓子を乗せて運んだ

「隆も手伝ってくれてありがとうね」

ティーカップを受け取った彼女は彼に手伝ってもらったお礼を言った

「おう。あらかた片づいてスッキリしたな」

視覚的な錯覚もあるが不要なものを排除したので部屋が広く見えた