愛寵噺弐【東京卍リベンジャーズ】 (ページ38)

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「次の行き先はどうする？

オレは別にどこでもいいけど」

彼は任せると言って彼女の行き先を優先させた

「うん。その前に…ちょっとお腹空いたね」

店を出た後、次の行く先の順番を決めていると…

ふと見慣れない看板が2人の視界に入った

「このカフェ。最近、テレビでも取り上げられてたね」

巷で噂のオシャレなカフェがニューオープンで出店されていた

「気になるか？せっかくだしお茶でもして行くか？」

物珍しそうに見ている彼女に気を使って提案した

「うん。ちょうどお昼だし…次のお店を回る前にちょっと休憩しよっか」

2人は一息つくのにランチを含めたティーブレイクをして休息を取るつもりだった

1時間ほど会話を弾ませながら2人はゆっくりとランチを取った

「休日はどこに行っても人が多いね」

カフェを後にした2人は次の目的地まで他愛もない会話をしながら歩いていた

「人が集まる場所だとなおさらな」

特に大型の複合商業施設は若者をはじめ家族連れやお年寄り…

夫婦、パートナー同士やカップルなどの幅広い年齢層が多く集った

「みんな目的は一緒だよね」

休日のショッピングを楽しみに来ている人は多かった

数分後＿＿

「ハイブランドの物も揃ってるね」

目的地に着いた2人は店に入りジュエリーを見ていた

「ホントだ。けっこう種類あるな」

彼らはモール内の端の一角にあるブランド物を取り扱う店舗に来ていた

「Aはオレとペアルックがしたいんだっけ？」

カップルやパートナーがペアでアイテムを付けることを指していた

「うん。おそろいでアクセサリー持ちたいの」

彼女は今よりもさらに彼との絆を深める為ペアルックを希望していた

「そうだな…」

彼は少し悩んだ後にすぐに口を開いた

「やるんだったらネックレスとかどうだ？

比較的やりやすいと思うけど」

ペアアイテムとしてネックレスをチョイスするのは他の物と比べて比較的取り入れやすかった

「私もネックレスがいいなって…思ってたから、それでいいよ」

言葉にする前から2人の意見は意思疎通で繋がっていた

ジュエリーの種類を絞った後は2人で商品を閲覧した

「あっ…。ティフ◯ニーのネックレス。これ、ステキ……」

女性の憧れのハイブランドは彼女もよく好んでいた