愛寵噺【東京卍リベンジャーズ】 (ページ48)

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「な、なにしてるの…」

羞恥に晒されている彼女は真っ赤になりながら彼に問いかけた

「味見。Aがしてって言うから」

上手く言いくるめた彼は、彼女を困らせては反応を見ていた

「…っ……た、確かに言ったけど……」

彼女の言いかけた言葉の続きは…

いきなり彼に唇を塞がれたことによって、儚く散っていった

「ん。Aの唇、甘っ…」

吐息を零した彼は貪るように彼女に唇を重ねた

「…っ……ふっ……んッ…」

彼女の口からも甘い吐息と声が溢れ出た

生クリームを含んだ甘美なディープキスは…

それはとても、むせ返るほどに甘かった

欲が出た彼は彼女の胸元に手を伸ばした

そしてゆっくりと下から押し上げるように、彼女の胸を優しく揉んだ

「やっ、ここ…キッチンだから……」

テーブルの上に押し倒された彼女は、上気した顔で彼に訴えかけるように告げた

「ごめん。スイッチが入ったわ」

先に謝罪を入れた彼は容赦なく彼女の体をまさぐった

「…っは……んッ……」

器用な彼は深いキスをしながら彼女の胸の蕾を弄っていた

「ふぁっ…！」

敏感な部分を指で弾かれた際は甲高い嬌声が溢れ出た

「…ぁっ…んッ……ダメっ…」

彼女の下着の中に手を入れた彼は、そのまま下半身を弄っていた

「もう濡れてる。ちゃんと感じてンな」

口では拒む彼女であるが、体は素直に反応して快感に溺れていた

「んんッ…！ぁっ…ん、…っ……」

彼はゆっくりと指を挿入して中を熱くさせた

「…っは……んッ…ぁっ…、っ…！」

頃合だと思った彼は一度彼女を絶頂へと誘った

「忘れてた。味見の感想だけど…ちょうどいい甘さだったよ」

肝心の甘さの加減は塩梅(あんばい)が良かった様子だ

「…っ……それ以前に…言うことが、あるでしょ……」

彼女は乱れた呼吸を整えながら涙目で彼を睨んだ

ボウルの中の生クリームは、既に溶けてゆるい状態になっていた

「隆。なにか言うことは？」

彼女は彼に謝罪を求めていた

「Lo Siento(ロシエント)」

訳：ごめんな

対して彼は悪気はなさそうにあざとく謝罪を入れた

「うぅ…。…仕方ない…。許す…」

単純な彼女は彼の表情にあっさり負けた

「今のはずるいよ…」

彼は中々に狡(こす)い性格をしていた