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「ふぅ…。ちょっとひと息」





ミルクを飲ませて赤子を寝かしつけた彼女は…





赤子を見守りながら、休憩と称して彼とお茶をしていた





「今日は1日ずっと赤ん坊の世話してたのか?」





彼はソファーに座りながら、彼女に温かい紅茶が入ったティーカップを手渡した





「うん。そうだよ」





受け取った彼女はカップに口をつけて上品に紅茶を飲んだ





彼は仕事だったが彼女の方は非番であった





「大変だったけど、スマホ見ながら…なんとかお世話したよ」





所持している端末機やスマホなどで…





子育てについて調べながら、彼女はなんとか1日を乗り切った





「A。お疲れさま」





彼は労いの言葉をかけて優しく彼女の頭を撫でた





「子育てって大変だけど…愛おしく感じるね」





彼女は子育ての大変さを身をもって実感した





自分の子ではないが、子育てを通じて愛が芽生えた様子だった





「不思議だよな。他人の子なのに。



こういうのを、癒しって言うんかな…」





仕事で疲労していた彼も赤子の持つ不思議な力により、少し元気が出た様子だった





自分にとって癒しと感じ取れるものには、ヒーリング効果のようなものがあった





「こういうのって無縁の存在だと思ってたけど…」





彼は彼女の横顔を見つめながら告げた





「Aとなら…子育ても悪くねェかも」





少し気恥しい気持ちになったが、これは彼の本心であった





「私も…青宗とだったら、いいよ……」





言われた側の彼女も照れながら告げた





「A。ありがとな」





「うん。こちらこそ」





2人は長い付き合いで、付き合ってそれなりに日が経っていた





「でも、もう少し先だね」





そう告げた彼女は少し儚く微笑んだ





「経済的に余裕が出来たら…結婚して、子育てしたいね」





彼女は現実的に見て物事を考えていた





「オレ…もっと頑張るから。Aのために」





彼は彼女を抱きしめながら、全力でサポートし幸せにすると宣言した





「ふふっ。ありがとうね。



私も、青宗のために色々と頑張るね」





今回の経験は…





花嫁修業の第一歩となったのであった

癒し【羽宮一虎】→←子守り【乾青宗】



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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年10月1日 2時

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