愛寵噺【東京卍リベンジャーズ】 (ページ35)

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お仕置き【灰谷竜胆】ページ35

「………」

彼は目の前から歩いてくる彼女に対して言葉を失っていた

「えっと……あのっ…竜胆……？」

用事があって後から来た彼女は、彼の様子を控え目に伺った

「今日の格好、露出ヤバくね？」

待ち合わせ場所に着くなり彼は彼女の格好に物申した

「胸と脚出しすぎ。屈んだら谷間見えるし

パンツもがっつり見えンだけど」

彼は彼女の服装について文句を垂れていた

「ってか、さっきから周りの野郎がえろい目で見てるし」

彼女は中々に整った容姿をしていた

それと現在の服装と相まって…

行き交う人の視線は彼女に目が行った

「Aさー。自分が可愛いっていうのと

襲われるかもって…その辺自覚ある？」

再確認と称して彼女に問いかけた

「うぅ…。自覚は…あるよ……」

戸惑いながらも彼女は返事をした

「久々に出かけるし…竜胆には、可愛い私を見てもらいたくて……」

2人でどこかに出かけるのは久方ぶりであった

「だから、お気に入りの服……着てきたの…」

現在の彼女の格好は＿＿

オフショルニットとミニスカート

艶があるデコルテと…

スカートから覗く美脚は、眩しいくらいに周囲の視線を奪った

足元はフリルのアンクルソックス、少し踵が高めのローファーを履いていた

脚をキレイに魅せる為に、パンスト等は履かずに生脚であった

「この場所さ…周りの目が気になるンだわ」

彼は時と場所を弁えろと言った

「うん…。ごめんね…」

彼女は反省したと言って彼に謝罪を入れた

「さっき…言ってた、ことなんだけど……」

彼と視線を交えて告げた彼女は次に予想外の言葉を放った

「……竜胆になら、襲われても…いいよ……」

「………悪い子には躾が必要だな」

何を思ったのか彼は彼女の手を引いて路地裏に連れて行った

「こーゆーコトされるかもって

少しでも思わなかった？」

自分の彼女をひとけがない所まで連れて来た彼は…

壁ドンをしながら彼女に質問して詰め寄った

そして彼女のミニスカートの中に手を忍ばせて、太ももをいやらしく撫でていた

「んッ…私のコト、なんか…別に……誰も見てないもん」

彼女は感じながらも少し強気で言った

「お前が無自覚なだけで、けっこう野郎は見てるンだよ」

そう言って彼は彼女の服の中に手を忍ばせた