→ ページ25
「えっちなコトしたいとか…
そーゆーのが目的じゃないもん」
深い意味はないと言って彼女は少し頬を赤らめた
「ふーん。なるほどな」
説明を一通り聞いた彼は彼女を自分に引き寄せた
「でもAの本音は、オレとシたいんだろ？」
彼は彼女と視線を交えて告げた
「いくら建前並べても…カラダは素直だからな」
彼は彼女を抱きしめながら呟くように言った
「Aは無意識なんだろうけどさー」
視線を彼女の下半身に向けた彼は次の言葉を放った
「さっきから。腰、浮いてる」
理由としては色々な例が挙げられるが…
彼女はこの状況に未だ慣れずに緊張していた
軽い上がり症の様な状態になっている…
彼女に対して彼は腰が浮いている事を指摘した
「…っ…！」
言われて初めて気がついた彼女は、耳まで真っ赤になった
「Aのえっち」
彼はあざとく彼女にそう言った
「……蘭が、そうさせたんでしょ…」
恥ずかしさで彼女は彼から視線を逸らした
「オレじゃなきゃ、満足しないカラダにしてやるって…」
以前彼に言われたことを彼女は復習するように放った
「確かに言ったなー」
当の本人もちゃんと覚えていた
「まぁ…今となれば、Aに効果あって良かったわ」
言葉責めは彼女に効果抜群であった
「まぁ、なんだ。長話もアレだし…」
彼は彼女を支えながらベッドに優しく押し倒した
「そろそろAを可愛がってやるよ」
そう言って再度紐パンの結び目を解いた
「そのっ……優しく、シテ…ね？」
羞恥心で涙目の彼女は彼を見上げた
「心配せずとも…ちゃんと愛してやるよ」
彼女の下着姿は
彼にとっては
目の保養であり
それと同時に…
刺激が強すぎる
勝負下着は
目の毒であった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おりたん | 作成日時：2022年10月1日 2時
