愛寵噺【東京卍リベンジャーズ】 (ページ17)

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「なに。Aは欲求不満？」

ド直球で彼女に告げた彼は少し意地悪く聞いた

「なっ！ち、違うし…！」

図星な彼女は分かりやすく顔を赤くさせた

「別に…そーゆーわけじゃないもん」

「……顔に出てんな」

嘘をつくのが下手な彼女は顔に出やすいタイプであった

「Aがそんな格好してたらさ…

さすがのオレも、その気になってきたわ」

彼は彼女の背後に回ってふわっと抱きしめた

「やっ、服に…手、入れないで……」

背後から彼女を抱きしめながら、彼は背中側から手を侵入させた

「こーゆーコトして欲しかったんだよな？」

彼女の胸に手を伸ばした彼はそのまま優しく揉みしだいた

「……っは、ぁ…っん、…っ……」

この格好をしているため、上の下着を付けていない彼女はいつもより感度が良かった

「……Aの変態」

彼はわざと彼女の耳元で囁いた後…

彼女の下半身に手を伸ばして、下着越しに優しく焦らすように擦っていた

「んぅ……千冬の…えっち…」

反発してやろうと思った彼女は負けじと涙目で訴えた

「いや、涙目で睨まれても…かわいいだけなんだけど？」

彼女の表情は無意識の内に余計に彼を煽っていた

「ねぇ…。千冬。久しぶりに……シよっ？」

涙目をした彼女は自ら彼を誘った

「オレから誘おうと思ったのに…」

先を越されたと言って彼は複雑な気持ちになった

「だって、千冬なかなか言ってくれないじゃん」

あまり積極的ではない彼に対して彼女は不満を抱いていた

「意外と奥手だもん。かわいいから、いいけど…」

後半の方はなるべく小声で言ったつもりであった

「A」

だが彼にはしっかりと聞こえていた

「何回も言わせんな。男にかわいいは嬉しくねェって」

これは彼の本音であった

「Aは明日休みだよな？」

彼は彼女にスケジュール確認をした

「うん…。そうだけど…」

「よかった。じゃあ遠慮はしなくていいんだな」

確認事項をした彼は、彼女に次の言葉を放った

「オレをその気にさせた責任取れよ」

朝まで抱き潰してやると言って、彼女を横抱きにし寝室に連れて行った

いつもとは違う彼の表情に…

彼女は終始、胸が高鳴っていた

期待に膨らむ

眼差しで

彼を見つめては

全てを捧げるつもりであった