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preghiera ページ34
『鶴蝶を見てると…たまにあの人を思い出す』
敵を始末した美涼は鶴蝶の顔を見て告げた
鶴蝶「イザナか？」
思い付いた人物の名を上げてみた
『うん』
イザナさんには死んでほしくなかった
生きて幸せになってほしかった
一番に…報われてほしい
あの人が一番＿＿
可哀想な生き方をしてたから
誰とも血縁関係がなかったなんて…
マイキーは
それでもイザナさんを受け入れて
家族として
迎え入れる準備をしてたのに…
『生きていてほしかった』
私にはどうしたらいいか分からないけど…
イザナさんを幸せにしてあげたかった
それは恋愛感情でもなく同情でもなく＿
"祈り"
黒川イザナに幸福を訪れさせたかったという美涼の願いであった
『Mi è piaciuto.』
訳：好きだった
色んな意味で…
ここでわざと濁す言い方をした
今のマイキーを見てると
あの人の面影を感じる
やっぱり…
マイキー自身も
イザナさんと
重ねてるのかな
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作者名：おりたん | 作成日時：2021年11月23日 9時
