闇夜に咲く一輪の花２【梵天】 (ページ43)

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Afrodisiaci ページ43

『対処はわかんないけど…

自分で、何とかするから…大丈夫』

美涼は息を切らしながら竜胆に言った

灰谷竜胆「どう見ても大丈夫じゃねぇだろ」

どうにも気がかりで竜胆は美涼のことを放っておけなかった

灰谷竜胆「こっちに来い」

今にも倒れそうな美涼を横抱きにして竜胆は自室に連れて行った

『自分の…部屋に行くから』

灰谷竜胆「俺の部屋の方が近かったから＿」

"連れて来た"

『気を…遣わせて、ごめんね』

竜胆は次第に美涼の顔が赤く火照っているのに気が付いた

灰谷竜胆「辛そうだな」

美涼の症状が悪化しているのを心配していた様子だった

『初めて…盛られたから…

対処の仕方が、わかんない』

美涼は上手く回らなくなってきた頭で竜胆に伝えた

灰谷竜胆「1つだけあるけど…」

美涼の顔を伺って竜胆は言った

『何？』

1つ提案された議題に美涼は少し期待していた

「美涼」

竜胆は瞳を捉えて美涼を真っ直ぐ見つめた

"抱かせて"

冗談ではなく竜胆は至って真剣に告げた

『えっ…？！』

期待とは違った答えが返ってきて美涼はひどく驚いた

『今…じゃなきゃ、ダメなの？』

半分涙目になって美涼は竜胆に訴えかけるようにして言った

灰谷竜胆「すれば楽になるから」

そう言って竜胆は美涼をベッドに優しく押し倒した

美涼が相手だと

俺…

余裕ねぇよ

そう思った竜胆は美涼の唇を奪ってキスを落とした

『んッ…』

次第に舌を絡めて徐々に深くした

『んッ……っ……アッ！…』

竜胆は美涼にキスをしながら器用に服を脱がせた