放課後の教室

放課後5 ページ5

職員室に続く廊下を優太と歩く

周りは静かで、あたし達の足音だけが響く




「なんで…ついてきてくれたの？」



あたしの問いに優太は



「お前、怖がってたくせに１人で行こうとしてたから」



と言っていつもの笑顔で答えた



「そっか、ありがと」



なぜか、今のこの状況が良いように思えてしまった。
こんなにピンチなのに。

職員室につくと、一気に緊張感が増した
あたしは胸元に手をあてギュッと力をこめた
そして、優太と一緒に職員室のドアを開ける



「失礼します」




しかし、返事はなくその代わりに鉄のようなにおいが鼻を突く



「なんだよ、このにおい…」


「まさか、血…？」



奥の方を見ると、赤い液体が広がっていた

少しずつ近づいていくと




　

「めぐみ先生っ！！」





あたし達の担任、白川めぐみ(ｼﾗｶﾜﾒｸﾞﾐ)先生が大量の血を流して倒れていた。

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