クラスの変わった子はかわいい子 Shuichi.A (ページ26)

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明智side

今日は再テストの日なのにAがまだ来ていない。

田中とアイツが入ってきて、アイツも同じことを言う。

原「電話してきて」

と、田中に連絡するように言う。

みんなAが再テスト来なきゃ意味ないじゃんとかめっちゃ言ってる。

アイツが廊下に出ていき、何を話してたのか知らないけど廊下を走ってどこかに行ってしまった。

田中が教室に戻ってきてアイツはAを迎えに行った。と言った。

テスト開始まであと5分しかないのにまだ戻ってこない。さすがの田中も焦っている。

そして開始のチャイムがなってしまった。みんな、嫌そうな感じだった。

田中も「ちょっとまってろよ」としか言えなかった。

しばらく待ってもアイツとAが来ることはなかった。こういうときって、どうすればいいのか考えてしまう。

やっぱりこの前の後悔としてちゃんと父親をどうにかしてやればよかったのだろうか。

その時田中の携帯に1本の電話がかかってきた。

その電話の声は丸聞こえで、

原[明智連れてこい！]

と言った。

しかもそこから聞こえてくる声に聞きなじんだ声が聞こえた。

クラスのみんながこちらを向いた。なんかみんなの視線が、Aを迎えにいけ。と言っているような目線だった。田中からもお願いを受けたから、仕方なく行くことにした。

はあ。何もなってないといいけど…。