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自主練を初めて数分。足はどんどん痛くなってくる。

ステップを踏もうとした次の瞬間、足を変に捻ってしまい、そのまま床に座り込んでしまった。




結「えっちょっと!A大丈夫!?」




結衣の声に部員全員とおじさんと田中先生がこちらをむく。おじさんの目はいつもの目ではなかった。私のことを怒っているようなそんな感じがした。




原「西山、病院行くわよ」

『嫌です』




病院は行きたくないなぁ。

私が動かないからおじさんが私の腕を引っ張って歩き出した。足痛いのに…。




『おじさん、セクハラですよ?』




こいつ頭おかしいんじゃないの?足痛いって言ってるのに無理矢理引っ張って、しかも腕もがっしりつかんではなそうとしない。

様子を見ていた田中先生は私の腕からおじさんの手を引き離してくれた。





田「大丈夫か?ゆっくりでいいからな」





やっぱり田中先生、いいね。本当に分かってくれる。あのおじさんと違って。




病院に到着して、おじさんは待合室で、田中先生は私と一緒に診察室へと入った。レントゲンをし、診察室で状態を先生に聞く。




医師「骨は折れていないので、テーピングをしていれば普通に歩けるでしょう。ただすごく癖になりやすいので、無理に運動したりしないようにしてください」




要するに練習しちゃいけないってこと?なんで…

先生にお礼を言って診察室から出る。待合室のおじさんの前まで歩いた。私をみたおじさんは「練習から外れなさい」と言った。

悔しかった。頑張って大会出るために練習してきたのに、この怪我1つですべてを壊してしまった。




『ありがとうございました。ちょっと予定あるんで失礼します』




帰ろうとしたその時、おじさんがとめた。




原「ちょっと待って、ちょっと待って。あんたさ、その足でどうやってかえるの?」

『は?』




意味わかんないわやっぱり。田中先生にどうにかしてと目で合図をする。




田「原田先生、いいんじゃないですか?自分で帰るって言ってるから」

原「いやダメだね。家までそれで歩けんの?」

『は?そこまで重傷じゃないから。あとおじさん、しつこい』




はあっ?て顔してたけどもうどうでもいい。うるさいおじさんを田中先生に任せて家までの道のりを歩いた。

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名無し35453号(プロフ) - 続きが気になります (2020年1月12日 9時) (レス) id: 7cae96bf4e (このIDを非表示/違反報告)
道畑 優貴 - 名無し35453号さん» ありがとうございます! (2019年12月20日 21時) (レス) id: 6407f9c049 (このIDを非表示/違反報告)
名無し35453号(プロフ) - 更新楽しみにしています (2019年12月20日 19時) (レス) id: 7cae96bf4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:道畑 優貴 | 作成日時:2019年10月25日 23時

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