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携帯の画面を見つめながら、扉にもたれかかっている彼の姿があった
私に気付いてないのか、ブツブツと独り言を呟いている
その場で足音を軽くならしてみる
オスマンは顔をあげて私をみた
溜め息をつき、再度私を睨んだ
｢今まで何してたん…連絡しても反応無かったから焦ったわ｣
｢えっ、嘘…ごめん、バッテリー切れてた｣
言われてから携帯をつけてみると、画面は真っ暗だった
オスマンから連絡くれる事なんて滅多にないのに、失敗したなぁ
心底落ち込んでいると、痛い程の視線が首元に集中しているのに気付いた
｢それ、何？…白、…何で俺の色じゃないん？｣
｢さっき、ひとらんに買ってもらったの。可愛いでしょ！！｣
少し誇らしげに私は鼻を鳴らす
オスマンは不満げに
｢それ、もうつけんといてよ、似合わないからさ｣
と言った。ズキズキ、痛い
好きな人に言われるとこんなに苦しいのだ、似合わないって。
｢え、…でもせっかく今日ひとらんが買ってくれたから、しばらくはつけとく事にするよ、でも、助言ありがとうね！｣
もう言われ慣れている。正直辛いのだけれど、これがオスマンという男だ
知っていて好きでいるのだから、まぁ何とも言えない
オスマンは少し悲しげに俯き、言った
｢……、つけて欲しない。｣
｢…？｣
何と言ったのかうまく聞き取れず、首を傾げる
｢だぁーから、他の人から貰った贈り物つけて欲しくないって言ってるんや｣
｢本当に少しの時間あってなかっただけで、ぽっかり穴空いたみたいに寂しかったんよ…近くに居てくれる事が当たり前になってたから｣
｢しかも何げどちゃんと遊びに行ってんの、いくらげどちゃんとAが仲良くても俺が好きなら俺の傍におってよ…｣
一息で言ったせいか、オスマンは軽くむせた
私の頭は、パンク寸前だった
これは、本当にオスマンなのか…？
ぺたぺたと彼の頬を触る、本物だ。じゃあ、今のは現実…？
ぶぁっと心拍数はあがる、
｢なぁ、傍におってくれるん？｣
｢それは、こっ告白と受け取っても……？｣
こくこくと頷く彼に思いっ切り抱きつく
初めての彼の体温、あんなに冷たかった彼がこんなに温かいなんて思いもしなかった
｢…幸せにしたるよ｣
冷たい彼と体温
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うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - ウケさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)褒めて頂き、嬉しい限りです！更新頑張らせて頂きます！ (2017年7月3日 21時) (
レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
ウケ - いつも更新楽しみにしてます！どの話も素敵で･･･更新頑張って下さい！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 8c0ab5ece7 (このIDを非表示/違反報告)
うぉっしゅ蜜柑(プロフ) - たかちんさん» コメントありがとうございます(´ｰ｀)応援して下さっているなんて感謝感激です！今後とも精進するので、よろしくお願いします！ (2017年6月12日 17時) (レス) id: eaa142400f (このIDを非表示/違反報告)
たかちん(プロフ) - いつも応援してます！更新楽しみに待ってました(^o^)トントンの小説わくわくしながら待ってます！！ (2017年6月12日 16時) (レス) id: d1b7bc89b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぉっしゅ蜜柑 | 作成日時：2017年5月20日 2時
