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#133 あなたside ページ33
【1か月後】
久しぶりに 弟の紫耀から連絡がきた。
待ち合わせのお店に入ると、すでに紫耀は席にいた。
「ごめん。お待たせ！」
紫耀「おう。」
久しぶりに見る 紫耀。
顔色も良く、元気そうだった。
最近あったことなど、お互いに軽く話す。
.
.
そして本題へ。
「そうだ。何か、あったの？」
紫耀「渚沙に話があって。」
「話？」
紫耀「前にさ、考えてることあるって言ったじゃん。」
(あぁ、そういえば”考えてることがあって”って言ってたな。)
紫耀「俺、そろそろちゃんと会社の跡継ぎのこと考えようと思って。」
「えっ、本当に？！！」
紫耀からこの言葉が出たのに驚いた。
紫耀「色々思ったけど。やっぱり、あの家の人間になったからこそ、他人に会社任せるのもイヤだし。」
「お父さんはそれ...」
紫耀「話した。母さんにも。」
弟の成長に感心する。
紫耀「ただ、条件は出したけど。」
「条件？」
紫耀「俺さ、人生で親の言いなりにばっかなってきて。視野が狭くなっちゃってるから...
この際、世界を見ようと思って。世界を旅させてくれって。語学留学も兼ねて。」
これまで見たことのないほどに、
そう話す彼の目が活き活きと輝いていた。
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秋風 - uhaaさん» コメント、ありがとうございます。最高だなんて言っていただけて凄くうれしいです！！作者としても感情移入してもらえる作品が目標でしたので、励みになります！これからも楽しんで読んでください。応援よろしくお願いします！！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: b4e59471fe (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - めちゃくちゃ胸が締め付けられました！！最高です！！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: 67f0042777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋風 | 作成日時：2019年10月3日 5時
