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#132 紫耀side ページ32
(久しぶりに見たな...あんな怒った母さんの顔...)
するするっと全身から力が抜け、
そのままドアの前で座り込む。
＜bu-bu-bu-＞
ポケットの中で携帯が震える。
画面を見ると、渚沙からだった。
凄いタイミングだなと思いながらも、
紫耀「っなんだよ。」
渚沙には心配をかけたくなかったから、いつものように素っ気なくした。
「”なんだよっ”って、今どこにいるの？」
(おいおい、リビングの手紙読んでないのかよ。(苦笑))
心配かけないようにわざわざ手紙置いておいたのに....
.
.
渚沙の声からして、
やっぱりアイツと上手く行ったんだなと悟る。
渚沙には本当に幸せになって欲しい....
もっと自分のことを大事にして欲しいって。
「本当に大丈夫なの？」
先ほど母さんに叩かれた頬を抑えながら、”大丈夫”と答えた。
.
.
渚沙との電話を切ると、お手伝いさんがドアの外に立っていた。
紫耀「ちょっと、何で母さんに言うの？」
「あの...紫乃さまが勘づかれまして...」
紫耀「勘が鋭いんだな。(鼻で笑う)」
「紫乃さま..だいぶ心配しておりましたから...」
お手伝いさんはボソッと言ったものの、
頼んでおいた飲み物を俺に渡しその場を離れた。
.
.
数日後。
出張から帰ってきたあの人に俺はこっぴどく叱られ、説教をされた。
でも俺は今回に関して、彼らが誤解したままなのは許せなかった。
だから渚沙が俺を助けてくれたこと、それから...今の俺の考えをちゃんと話した。
それを聞いてどう思ったかは期待しないけど。
ただ俺を含めてもだけど、この人たちもぶっきらぼうな人間なんだろうなってそう思えた。
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秋風 - uhaaさん» コメント、ありがとうございます。最高だなんて言っていただけて凄くうれしいです！！作者としても感情移入してもらえる作品が目標でしたので、励みになります！これからも楽しんで読んでください。応援よろしくお願いします！！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: b4e59471fe (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - めちゃくちゃ胸が締め付けられました！！最高です！！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: 67f0042777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋風 | 作成日時：2019年10月3日 5時
