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まっすぐに見つめてくれるマルの瞳が、あまりにもキラキラしてて目が離せない。
「たっちょん…ありがとう。」
ニコッと、笑顔になったマルに、胸が驚くほど高鳴った。
「マル…」
「ん？」
「俺と結婚してほしい。」
「ん？け、結婚？」
「俺のそばにずっとおって。俺のパートナーになってほしい。勢いで言うてるんちゃう。ほんまに、手放しなくない。一生、俺のそばにおってほしい。」
「たっちょん……」
「マル…」
涙を拭う。きれいな涙。ずっと俺のものにしたい。全部俺のもんにしたい。
「俺も…たっちょんと結婚したい。一生のパートナーになりたい。」
「マル…」
しっかり抱きしめる。俺の体にぴったり収まる。
「たっちょん…好き…」
背中に腕がまわってぎゅっと抱きついてくるマル。その仕草がかわいくて仕方ない。
「マル…我慢できひんわ。」
それからまた何度もマルを求めた。自分の動きでどうにでもなっていくマル。あぁ…俺の…
「気持ちぃ…たっちょん…」
フラフラになりながら、それでも俺についてくる。はぁ…もう一度…
「ﾝｯ…あぁっ…も…壊れるっ…」
思い切り弾けてほしい。訳がわからないくらい叫んで、それから全身で弾けてほしいねん。
「マル…愛してる…」
のけ反る体。掠れた絶叫を聞きながら、自分も思い切り弾ける。
「ﾊｧ…マル…」
ほとんど何も食べず、ひたすらお互いを求めた俺たちはそのまま気を失ったように眠る。果てては眠り、少しして起きたらまた求める。ようやく満足して眠りに落ちる瞬間、２人が輝く光に包まれたように感じた。
「きれいやな…」
そのまま次の日の朝方まで目が覚めることがなかった。
◇
「ん…うるさ…もしもし…」
「こらー！！」
「は…？」
「お前、どれだけ心配したと思ってるんだ！！」
どのくらい眠ったのか…スマホの存在なんて忘れ去ってたけど、ようやく呼び出し音に気づいて電話に出る。
「あ、父さん…」
「あ、父さんじゃないよ！！お前、被害とかなかったのか？何回かけても出ないし、交通は分断されてるし…」
「いや、全然大丈夫。それよりも父さん。」
「なんだ？」
「俺、丸山隆平さんと結婚します。」
「は？」
「だから、俺、丸山隆平さんと…」
「かーさーん！忠義がぁ！大変なこと言い出したー！」
「たっちょん、そんなこと急に…」
「だってほんまやん。」
「いや、でも、親御さんに申し訳ない…」
「はぁ？なんでよ。」
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orange(プロフ) - ありがとうございます！コメントをいただけてとてもうれしいです。更新、少しのんびりしますが、よろしくお願いします☆ (2021年4月24日 18時) (
レス) id: 7529fcda00 (このIDを非表示/違反報告)
akao(プロフ) - はじめまして^_^いつも更新楽しみにしています☆2人がどうなっていくのかワクワクしてます^_^これからも更新無理なく頑張ってください^_^ (2021年4月21日 19時) (レス) id: 078dcaab9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：orange | 作成日時：2021年3月21日 20時
