死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ40)

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回生ページ40

『ここらへんかな』

暫く場所を移動して少し人気のない場所までやってきた

『……』

私に担がれている彼は相変わらず気を失っている

「お、おい！！コビーを開放しやがれ、…！」

そんなときに背後から聞こえてきた声

振り向けば、担がれている彼と一緒に居た金髪の海兵

ククリ刀の刃先が私に向けられていた

『…そんなに怖がらなくても…、もう私に戦う気力なんてないから』

そう告げながら、コビーくんを床に寝かせた

その隣に私も座り込む

『あ～…疲れた……あ、ねぇそこの海兵さん』

ふと視界に入った別の海兵に声をかけた

まさか声をかけられるとは思ってもいなかったのか、かなり驚いていた

『手錠、持ってきてもらえる？』

「あれ、…僕…」

コビーくんが目を覚ましたのは少し経ってからだった

『やっと目が覚めたか…じゃあ、はい』

「え、？」

彼に差し出したのは、持ってきてもらった手錠と私の腕

『ほら、捕まえないと』

「で、でも…」

『…私を捕まえれば、少しは昇格できるかもよ？…それに、億越えの海賊王の子を逃がしたってなったら今度こそ命はないかもしれない』

並べ連ねた建前、本心は家族の元に行きたいからに決まっている

「……」

コビーくんは私から手錠を受け取ると、ゆっくり私の手首にかけた