死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ12)

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航海13日目ページ12

「今日は倉庫の掃除かぁ…」

何も変哲のない一日のはずだった

海賊が僕の元に飛んでくるまでは

『だぁれ？きみ？…パッと見ただの雑用くんかな？』

興味津々に僕を見つめてくる瞳

服装から海兵ではないことはわかる、そういうことは…

「い、命だけわぁぁぁああ」

『ちょ、！泣かないでよ!?そんな簡単に手は出さないってばぁぁ！！』

恐怖に泣いてしまった僕を慌てて宥めた姿は今でも忘れはしない

『へぇ、きみコビーくんって名前なのね』

「すみません…お騒がせしちゃって、…まさか紅き氷のAさんだなんて…」

暫く話をしていくうちにAさんと打ち解けてしまった

「速攻でボコボコにされるかと思った…」

『そんなに凶悪に見える？失礼だなぁ…
私たち、もしくは家族に敵意を見せてくる奴らに対しては別だけど、…家族を守るためなら命も惜しくない、家族を傷つけたやつは海軍だろうが誰だろうが代償は払ってもらうよ』

敵のはずなのに、かっこいいと思ってしまった

なんてこんなに力強いんだろう