死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ44)

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生存39日目ページ44

思い出したくもない記憶なのに

鮮明に思い出せるのは本当になんでだろう

自分の不甲斐なさに今でも涙で視界が歪む

『しにたい、…もう居なくなってしまいたい…』

誰も守れなかった

その自責の念に駆られながら生きるなんて

死んでしまった方が楽に決まってる

「本当にA大将は自分のことしか考えていないんですか？」

コビーにしてはトゲのある返答だった

『自分勝手で何が悪い、…本当なら生きていてはいけない存在なんだから』

「ルフィさんのこととか考えたことないんですか？」

『ルフィ…？』

「死んでしまってはとても悲しむはずです」

『……ルフィには仲間がいる、1人じゃないんだから大丈夫だよ』

コビーはそれで私の考えを変えようとしたつもりだろうけど

そう簡単に私の気持ちが変わるとでも

そう思っていたのに

「じゃあ、僕のために生きてください」

なんて言われるなんて